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山形旅行 酒田編

思い立って旅をした山形旅行の最終章です。

宿泊したスイデンテラスを次回ゆっくり訪れることを誓って、鶴岡駅9時発の電車に間に合うようにタクシーを頼みました。ホテルの1階に車寄せがあるので便利です。運転手さんの話が楽しく、東京から来たと話すと、すごく喜んでくださいました。あっという間に駅に到着です。

酒田まで30分ちょっと。車掌からの景色は鳥海山絶景スポットですか?と思うくらい目が離せませんでした。

酒田駅内の’清川屋’は名産がたくさん

半日、歩き倒そうと覚悟を決めてスタートです。観光地のマンホールって素敵ですよね。目的地の「山居倉庫」の絵。

カラフル!

知らない町を歩くのが大好きです。山居倉庫までのんびり30分くらいかな。道中には’酒田仔獅子’の巨大な頭が!マスクしてました。もうすぐ3年ぶりのお祭りがあるそう。町の人とお話をしたら、嬉しいけど人がどれだけ集まるのか少し心配と言っていました。そうそう、時期を同じくして鶴岡市もお祭りと知りました。個人的には偶然にも直前でよかったと思いました。

かなり巨大

新井田川を超えると倉庫群が見えてきました!山居倉庫は、2021年3月に国の史跡に指定されました。明治26年旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫です。現在でも9棟が使用されています。

一番手前が’夢の倶楽’

酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」には、朝ドラ「おしん」のロケ地だったことから、人形師の方が作ったお人形で名場面が再現されています。ドラマはリアルタイムでは記憶はないのですが、なんでだか知っています。

この他にも多くの人形の展示があります

この日も「手ぬぐいスタンプ帳」。この夢の倶楽が楽しすぎました!伝統工芸から食にいたるまで土産物がびっしり。観光客でなくても、近所に住んでいたら頻繁に来ると思う。調味料やお酒、お菓子もバラ売りしていて面白い。ずっと居られます(笑)

スタンプもコツを掴んできたかな。。

そして倉庫の外を散策。夏の高温防止のためのケヤキ並木が幻想的です。どこもかしこも絵になります。

テラスにも大きなケヤキ

倉庫の後ろにケヤキ並木があります。

倉庫の後ろ側

倉庫前からは鳥海山が見えます。

鳥海山

お土産を買って大満足。さらに海の方へ歩いて日和山公園を目指します。新井田川沿いを進み、海へと続く道です。すると右手に公園が見えてきました。高台にあるので階段を上り、灯台が見えるビュースポットへ。

素晴らしい景色に感動です

手前が新井田川が海と、その向こうが最上川と海の合流地点です。石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の気持ち。

公園から町へ下ります。「山王くらぶ」に立ち寄りました。

山王くらぶ

酒田を代表する料亭で、国の登録有形文化財です。料亭文化、酒田の歴史などを紹介する施設。

夢の倶楽で時間をかなり使ってしまい玄関先で失礼しましたが、外観や門構えだけでもワクワクしました。日本三大つるし飾りのひとつ「酒田傘福」の展示が行われているそう。あと二つは「伊豆稲取つるし飾り」「福岡柳川さげもん」です。伊豆の飾りだけ知っていました。

玄関の飾り

次は、近くにある「相馬樓」竹久夢二美術館も中にあります。料亭「相馬屋」を観光スポットとして生まれ変わらせた施設。舞妓さんがいるらしく楽しみにしていましたが、現在、平日は完全予約制で入ること叶わず。またの機会に。

素敵な風情

のんびりと町並みを楽しみながらランチを予約しているお店に向かいます。酒田ではお魚が食べたいなぁと思い、お寿司かフレンチか悩んだ末にフレンチにしました。駅前の「ミライニ」という新しい施設に入っている「ル・ポットフー」へ。

ランチコース

「酒田フレンチ」という言葉があるほどフランス料理が盛んでもある酒田市。このお店は庄内エリアに根付くきっかけとなったお店のひとつだそう。創業は1974年です。HPを見るとドレスコードがなくて散策スタイルでも気軽に入ることができました。

窓が広くて明るい店内。ビル自体がまだ工事している新しい施設のため景色はイマイチですが、美味しかった!

メインをパイ包みにアップグレードしても3000円いかないコースをいただきました。この日は鯛が入ったということでした。鯛の味が濃くて甘さもありフワフワ!パイも絶品です。そして、焼き立てパンの美味しいこと!完食です。

サービスマンの年配の男性の山形弁がよかった(笑)ここで気づきました。これまでほぼ標準語の方にしか会っていないかも。これこれ!と何だか嬉しくてほっこりしちゃいました。お店の雰囲気とミスマッチなのが素敵。お腹も心も満たされ旅を締めることができました。有難うございました。

帰りの車窓から鳥海山

14時発の電車で鶴岡に戻り、特急に乗り換えて東京に向かいました。夢の倶楽で様々な種類の地元のお菓子を1個づつ買い、余韻に浸りながらおやつにして楽しみました。

食べるより歩く旅になりましたが、憧れていたスイデンテラスに泊まれて、カフェや観光施設などでスタッフの方とおしゃべりして。。と私スタイルの旅ができました。生きる力をいただき感謝です。そうそう、スタンプもいくつか押せて楽しめました。

酒田のまちなか
鶴岡の致道博物館

もったいないから手ぬぐいは広げていないです。押せなかったスタンプをまたいつかチャレンジしたい。

お土産はちょこちょこ買ったので抜粋して紹介。

フルーツショップ青森屋 庄内いちごジャム
酒田生まれ酒田育ちのイラストレーターrikkoさんのポストカード

良い意味で裏切られた「あらま。」は、白山だだちゃ豆を使用した豆香るクッキー。柔らかい食感がインパクトあり、豆の香りが主張しすぎず好みでした。パッケージも可愛くて、職場の女子たちが食べている姿が可愛すぎました。局堂今茂屋のもの。

あらま。

そして、これもお勧め。山形県庄内地方特産の「絹入り麦切り」ご当地麺です。絹産地である鶴岡市。絹の主成分の一つ、タンパク質(セリシン)を練り込んであるそうです。ものすごくツルツル!のど越しがスッキリしていて、いくらでも食べられちゃいます。これは富樫製麺のもの。

絹入り麦切り

疫病が流行る前は歌舞伎遠征に合わせて旅をしていました。次回は猿之助さんの9月の京都公演に合わせて旅行かな。。と思うのですが、こうして思い立って楽しむのもクセになりそうです。

山形はまた行きたい土地になりました。

有難うございました。

aya

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