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超歌舞伎2022!

超歌舞伎を初体験してきました!

いやいやいやいや悔しいほど楽しかったです。新橋演舞場と言えば、私にとっては猿之助さんの澤瀉屋の思い出が多く、襲名公演をはじめ、スーパー歌舞伎Ⅱの誕生した劇場でもあります。ワンピースのタンバリンでのスタンディング、新版オグリの歓喜の舞。お客参加型歌舞伎の最たるものと思っていました。

が。。ペンライト。。こんなに楽しいなんて!そして獅童さんの煽りが最高!いつも幕張のニコニコ超会議の公演を生配信で観ていました。6年をかけて東京公演が実現。ならばと観にいきました。やはり生は違う!澤瀉屋ファンはすぐに乗れると思いますよ。

中学生の姪を連れて行きました。小学生の頃からミュージカルは一緒に観ているけど、私の念願叶って初めて歌舞伎を観てくれることになりました。共演の初音ミクさんの力が大きいかも(笑)

お席は二階の角あたり。ミクさんを見るにはもちろん正面なんだけど、初心者だし。。角にしました。二階から一階席のペンライトの明かりを見てみたかったです。ただここは花道が見えないのです。専用モニターで見ることになります。姪は気にせず楽しんでました。

二階席左側

会場で販売しているペンライトは4000円。14色の光と大向こう付。私たちは友人が貸してくれたものを使用です。獅童さんは、何でもOKと言って、何もない人にはスマホライトを点灯させてました。けっこう劇中もスマホライトの人多数でした。

マイペンライト

本編の前に「超歌舞伎のみかた」と「萬代春歌舞伎踊」があります。國矢さん蝶紫さんが、超歌舞伎について、ペンライトの使い方を教えてくれます。細かく話してくれるので予習しなくてもよかったかなと。姪はすでに面白いと言って聞いてました。役者さんを色で覚えるのが楽しいみたいです。後で、猿之助さんは何色?と聞かれました(笑)

踊りで獅童さんが登場すると空気が変わります。満を持して登場。獅童さんの白塗りのお顔が大好きなので「真柴秀康」は素敵でした。女性の舞踊家さん4人組、花びら屋さんたちが本当に美しい!!姪が日本舞踊をしてみたい、と言い出すくらい魅了されていました。曲もリズムがとりやすく楽しいです。ここからペンライトを振って楽しみました。

初めて見る生のミクさんがすごい!6年間でかなり技術がアップしていると聞きましたが、ここまで立体的に見えるのですね。皆さん、見たほうがいいですよ。姪にはミクさんの技術は違和感なく、歌舞伎の拵えのほうに興味深々で、着物の柄をオペラグラスで見ては聞いてきました。そこは私でも役不足なんですけど。。

モーションキャプチャーで藤間ご宗家が踊って、ミクさんで再現、となっているので、どうしても宗家のお顔が浮かんでくるのが歌舞伎ファンのサガですね(笑)やはり素晴らしい。それにミクさんの表現がプラスされてるのではないかと思えてくるから不思議です。

30分の幕間は、お弁当を開演前に予約購入して地下食堂でランチ。のんびり屋の姪もテキパキ動いて楽しそう。客席では飲食厳禁ですが、幕間中は過去の映像を放映してくれているので退屈しませんよ!

いよいよ本編「永遠花誉功」
最初に獅童さんの口上から。そしてトーク。これが面白かった。長かったし(笑)その日その日で話の内容を変えているそう。今日は超歌舞伎に慣れていない雰囲気だったようで、かなり温めてくれました。お客イジリも楽しい。

予習無しでもわかりやすいお話。勧善懲悪は歌舞伎の定番。獅童さんがヒーローで、國矢さんが悪、そしてヒロインはミクさん。これさえ押さえておけばついていけます(笑)姪も理解してました。

獅童さんの荒事師かっこいい!久しぶりに観ましたが、これですよ。最近の荒事では巳之助さんが素敵でしたが、上書きされるくらい。姪は衣装が大きいのに驚いて、仁王襷のことをリボンと言って感動してました。確かにリボンだな。。と(笑)

マッピングを生で見ても迫力があって、土俵のシーンは声が出ちゃいました。屏風絵を使っているのが歌舞伎らしく、そして切ない。これはもうミクさんの演技がキュンとします。

國矢さんが映像との世界を行き来するのを生で見ると、より感動ですね。映像と役者さんのコラボはやはり簡単ではないと思うので、この6年間の積み重ねが今日なのだと胸が熱くなりました。

初めて生で見る陽喜くん!ちっちゃいのにパワフル。魅せますね~しかも世界観にハマっているのが感動でした。

イヤホンガイドでペンライトの色を教えてくれますが、私たちの位置からは上手側の照明さんのペンライトが見えて、それをお手本に色を変えていました。慣れるまではすっごい助かりました。それと、ペンライトの匠があちらこちらに!!二本持ちで四本振ってる人がいた!姪は匠たちの振り方を真似して張り切ってました(笑)

ストーリーのラストは切ない余韻だったな。立廻りも迫力あり、アクションチーム、歌舞伎チーム混合楽しい。おおお!と興奮しました。いつかの狐さんversionも見てみたいです。

カーテンコールも待ってました!獅童さんの煽りが最高にエキサイティング。客席にも下りて、お子さんたちと記念撮影してあげてました。いいなー。スタンディングで大勢がペンライトを振る景色が圧巻で、テンション爆上がりでした。撮影OKと獅童さんが言ってくれてからも興奮して撮影。そういえば舞台を撮影するのは初めてでした。たのしー!

獅童さんと陽喜くん
客席のお子さんと撮影
この景色が観たかった!

私も姪もずっとニッコニコ。幕が下りた瞬間、姪が「楽しかったー」と言ってくれたのは嬉しかったです。もちろん私も最高に楽しみました。スッキリしたー!

私のお席は5000円なのです。まだあるそうですよ。そして、リピーターチケット販売があると知り、追加しようと思いましたが日程合わず、残念。午後の部を会社帰りに行ける時間にしてくれると嬉しかったな。

獅童さんが言っていました。出演者は自分とお弟子さんたち。大看板は出ていないのですよね。それを6年かけて東京公演までできるようにした作り手の力、ファンの力を生で体感して感動でした。パワーをもらいました。

いつか歌舞伎座でも観てみたいです。というか、次回も絶対に姪と行くので楽しみに待っています。お弟子さんが主役のリミテッドversionも興味が出てきました。行ってみたい。今回は叶いませんが、次回は心して参加しようと思います。

東京は9月3日まで。その後、京都南座は9月8日から25日まで。叶う方は是非。

いたるところに'超’が付いてた!
ロビーも楽しい

aya

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