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融通無碍「ヤマトタケルを観て」1

先日、新橋演舞場で「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」を観て以来、12年前の猿之助さんのヤマトタケルに会いたくなっています。

懐かしくて当時の筋書や四代目の本を読みました。筋書の舞台写真を見ると、今回の舞台や衣装がほぼそのままなのがわかります。

私は四代目のヤマトタケルに恋をしました。戦っても戦っても報われない。故郷に帰れず、父に愛されず、絶命してしまう。この物語は親子関係だけのことではないと思う。人が人を想い愛すること。通じ合うことって奇跡なのだと思わせてくれる。

こんなに悲しい物語なのに、ラストは夢や希望を抱かせてくれるのが四代目でした。そして、自身が創造したスーパー歌舞伎Ⅱのラストは必ず希望で結んでいました。

今回、私が観てきた主演の團子くんは存在自体が希望です。12年前に観た8才の團子くんが美しい白鳥になって翔んでいました。

「融通無碍」

いかにも四代目が使いそうな四字熟語。襲名公演を経て発売された本に、澤瀉屋のDNAに組み込まれているものとして猿之助さんが使っています。

團子くんもそうであってほしいと勝手に思う。DNAにあるのだから、いつかきっと開花するはず。

前置きが長くなりました。。。

舞台の感想を聞いてください。


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