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メンバー紹介~それぞれの人生とカメラの物語

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写真展メンバーの、ここに至るまでと彼女たちの想いを、インタビュ―させて頂いています。
運営しているクリエイター

#撮られることを文化に

ちらりとにじむ女性の色つやをうつし出す│フォトグラファー東山弥生

ちらりとにじむ女性の色つやをうつし出す│フォトグラファー東山弥生

「帰り道、丸の内で素敵なチョコを見つけてね!かわいくて美しくて、思わず買ってしまったの!だから、約束の時間にぎりぎりになっちゃって」

そういって少し息を切らせながら、パソコンの画面越しにマザーハウスのものだというグラデーションの包み紙を見せてくれた。

そんな無邪気で妖艶でチャーミングな彼女こそ、今回写真展《prism ofμ's》に参加するフォトグラファーのひとり。
東山弥生さんだ。

撮影の

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人生の陰影を鮮やかに切り取る│フォトグラファー齊藤朱音

人生の陰影を鮮やかに切り取る│フォトグラファー齊藤朱音

アンティークな黒板調の背景を前に

「いっぱい話すけどついついとっちらかっちゃうのよね」

と少し緊張ぎみの笑顔を見せた。

日本人、だけどどこかシャンソン歌手のような雰囲気を醸し出す齊藤朱音さん。

小木曽絵美子主催写真展《prism of μ'sーμ'sの軌跡》に出展する撮影の先行募集が2月16日に始まった。

akanetique(アカネティーク)と名付けた彼女の写真のテイストは、名前の通り

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最高の「ふるさと」沖縄で子どものように笑ってほしい│フォトグラファー知念ゆかり

最高の「ふるさと」沖縄で子どものように笑ってほしい│フォトグラファー知念ゆかり

「わあ、さやかさんだぁ。よろしくお願いします」と少しだけ舌ったらずに語尾が伸びる。独特のイントネーションとリズムがどことなく遠方だな、と思わせる。

小木曽絵美子主催写真展《prism of μ’s-μ’sの軌跡―》に沖縄から参加する知念ゆかりさんだ。

 

すべては「撮ってくれない?」の一言から始まった写真を撮り始めたきっかけは意外なものだった。

2018年のある日、起業家のアシスタントや事

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撮影は、自分の魅力と今ある幸せに気付くこと─フォトグラファー永野ともみ

撮影は、自分の魅力と今ある幸せに気付くこと─フォトグラファー永野ともみ

「お待たせしました!」と少し困り顔で、でもハリのある声で彼女は画面の前に現れた。

永野ともみさん。
実は、写真展参加を決めた昨年の12月にちょうど第二子を出産したばかりである。お待たせ…の理由も、お昼寝の寝かしつけが少し伸びたからだった。

写真展の準備はどうですか?と聞いてみると

「すべてが未知すぎて…!」
と少しくだけた雰囲気で笑う。

ちょうど撮影も終わり、パネルの選定・発注作業にかかる

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「あなた」のそのままの笑顔を撮りたいー白井明子さん

「あなた」のそのままの笑顔を撮りたいー白井明子さん

「私、誰とでも仲良くなりたいし、なれるって思ってる。だから、ついついいろんな人に声かけてはいろんなことを聴いちゃうんだよね。」

そう言って目を細めた彼女は、白井明子さん。
大手企業に勤めながら、副業としてフォトグラファーの活動をしている。

今回、μ's projectに参加することにしたきっかけは、2021年6月に開催した小木曽絵美子の写真展だという。

横浜でボランティアスタッフとして設営と

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忙しいママだからこそ、「おまもり」になる写真を持ってほしい。-橘川美香子さん

忙しいママだからこそ、「おまもり」になる写真を持ってほしい。-橘川美香子さん

待ち合わせをした京都のカフェに現れたのは、橘川美香子さん。
おそらく彼女を見たら10人のうち9人が口をそろえて「やさしそうな人」と評するだろう。

美人でこじゃれた格好をしている。でも圧がない。
話すとするりと心の中に彼女の言葉や雰囲気がしみわたる。

アイスのカフェラテを、美味しいと言いながら目を細める姿は、良き母、良き姉、そんな言葉が似合う。

フォトグラファーとして活動してすでに8年。

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