【読むな、危険☠️】今日、僕たちは価値のある時間を過ごしました
マッスルウォッチングの高稲です。人間は誰かに承認されることに喜びを感じて生きています。インスタグラムに写真を投稿するのは「いいね」と肯定的な「コメント」をもらいたいからです。そして多くの場合は自分が求めているほど「いいね」と「コメント」はもらえません。今、僕は「価値」について再考しており、以下のような思考を巡らせています。
無価値な時間とは何か?
「いいね」と「コメント」はどうすればたくさんもらうことができるのか?それはアルゴリズムを知り、アルゴリズムに基づくことです。投稿を見た人の多くが「いいね」を押すと、その投稿はさらに多くの人に見られ、さらに多くの「いいね」を獲得します。私を含め、多くの人が「いいね」のために大量の時間を使います。どうやったら「いいね」が増えるのか?その方法を売り出せば多くの人が高額な費用を払って買うことでしょう。私たちは「承認されたい」という欲求を利用され、無価値な時間を過ごしているのでは無いでしょうか?
欲求を利用されるとはどういうことか?
・眠たいから寝る。
・恋人が欲しいから出会い系アプリに登録する。
・お金が欲しいからカードローンを使う。
人の欲求を満たすのがビジネスで、ビジネスに躍起になるのもまた欲求です。承認されることが目的の欲求なら我々は病的に欲しがります。これは欲求を利用されていると言えるでしょう。
価値のある時間とは何か?
今日、僕は偶然にも「価値のある時間」に出くわしました。ただし、その価値のある時間は「承認」も「ビジネス」も生み出していません。1円にもならず、僕らはただ時間を過ごしました。今日一緒に過ごした2人が、それをどう感じたのか分かりません。ではいったい何に価値があったのか?それは「承認されることを一切考えていなかった」ところにあります。
価値のある時間は奇跡
「承認されることを一切考えていなかった」ら、誰と過ごしても価値のある時間になるのでしょうか?そんなことはないと考えます。なぜならば「お互いを大事に思う気持ち」も必要だからです。僕はよく経験しています。妻は僕が車で外出する際に「事故に遭わないかな?無事に帰ってきて欲しいな」と思うそうです。一緒に夕食が取れる際もまた「ワインに合う料理を用意して、その時間を楽しんでもらいたい」と思うそうです。これと比べて、アルゴリズムを分析して、多くのいいねが得られるだろう投稿に時間を費やし、本当は価値のある時間を無価値とみなしてしまう。これは本当に愚かな行為です。僕は今までにないぐらいに「無価値な時間」すなわちアルゴリズムに左右される生活から脱したいと願っています。
価値のある時間はいつもそばにある
妻のことを考える。息子のことを考える。両親のことを考える。仲間のことを考える。「お互いを大事に思う気持ち」を持ち合っている人の人数は、一人当たり数名か数十人で足りるのではないでしょうか?僕らはその人たちをいつも蔑ろにして、それ以外の100万人や1億人の反応を得るために躍起になります。もちろん1億人の反応を得ることができれば、それはビジネスの成功を意味し、多くの承認が得られ、それは商品の購入や何らかの金銭での見返りがあります。しかし、「価値ある時間」は承認もお金も生み出してはくれません。それはなぜか?それは承認もお金も必要ない、それより上位の出来事だからです。
大事な人を思う気持ちから始めたら良い
今日体験した「価値のある時間」とはこんな時間でした。トレーナー研修生コースに属している「はるまーく」という奴がもうすぐ研修生コースを脱退します。募集期間が終わってから研修生コースに入れて欲しいと言ってきたくせに、たった1ヶ月で速攻で辞めていく奴です。「こいつは本当にダメな奴だから、いなくなる前になんとか運動だけでも出来る様にしてやりたい。」ダメな奴っていうのは本当にダメな部分が明確です。しかし、ダメをこじらせているので普通に指導しても全く吸収してくれません。今日は角度を変えてアプローチしてみました。
「動画を見てトレーニングして、一番何が出来ない?」
「サイドプランクをやっても肘や首や足首が痛いだけで腹筋に効きません。」
なかなか面白い回答だが、このはるまーくという奴は全て平均点の女だ。何をやっても普通。点数にすれば55点だ。だとすれば、多くの普通の人が同じ問題を抱えている可能性は120%だ。このはるまーくという奴は忌々しいが、平均点の普通を極めた女が目の前にいるのは極めて珍しい。真剣に対話するために動画を回しながら「価値ある時間」が始まった。
まずサイドプランクをやらせてみた。そのはるまーく@平均点女はサイドプランクの文句をつらつらと言い出した。「こんな体勢でお腹の筋肉なんか使えない。手と足で踏ん張ってやっと体勢が維持できるんだから。」なるほど。しかし同じような意見は確かに聞いたことがある。そしてこの意見をいう人はずっとサイドプランクができない人でもある。なぜならば、トレーナーはこういった意見を受け入れないからだ。手足に力を入れずにお腹の筋肉で体を支えるようにと100人中100人が指示する。
今回はサイドプランクを一旦諦めるところから入った。まずは安定した体勢である頭と背中が地面についている状態からできる運動を行い、それで鍛えられない筋肉は肘と膝をついたこちらも安定した体勢の運動種目を考えた。今考えてみると、難易度が高ければ一段ずつ階段をおり、できるステップまで戻って、そこから再構築するという極めて普通のアプローチだ。でもこれって実はかなりめんどくさい。やり方を説明して出来なければ、それはその人の責任で出来るようになるまで練習するように言った方が1000倍楽だからだ。
もし、この忌々しいはるまーくが辞めずにずっといるならば、今日こんなことは考えていなかった。絶対に。忌々しいはるまーくが忌々しくも辞めるとかぬかすから、タイムリミットがあったから考えたことだ。なぜこのはるまーくが忌々しいかというと、それは能力と可能性があるのに、それをいつも簡単に放棄してしまうからだ。宝くじ当たってるのに引き換えに行かないやつに「おい、その券当たってるから、引き換えに行けよ。」って言ってるのに「いや、当たってない。確認してないけど当たってない。」みたいな意味不明な返答をされている感じだ。
はるまーくってディスられまくってるけど、どこが大事な人なん?って今思った人。大事にも色々種類があるみたいだよ。
大事な人を思う気持ちから始めたら良い2
はるまーくの話は忘れて、先に進もう。今日の「価値ある時間」を元に、明日からは身近な人と真剣に接します。僕は「身近に」すごい可能性を感じた。身近を極めよう。身近な人にとってベストの存在になろう。
今日は良い気付きをありがとう。