１分で読めるショートショート12・空想自由詩５個！
※下の方の自由詩は自作オリジナルです。
今日も一日ご安全に
今日も一日ご安全に
道を歩いてください
車や自転車に気をつけて
突然現れるかもしれない
恐竜や宇宙人に
今日も一日ご安全に
食事を楽しんでください
アレルギーや期限切れに注意して
思わぬところから飛び出すかもしれない
忍者や海賊に
今日も一日ご安全に
仕事を頑張ってください
ミスやトラブルを避けて
いつの間にか変わってしまうかもしれない
上司や同僚に
今日も一日ご安全に
夢を見てください
悪夢や悪霊を払って
目が覚めたら違う世界にいるかもしれない
王子様や魔女に
今日も一日ご安全に
運動をしてください
怪我や病気に気をつけて
どこかから現れるかもしれない
盗賊や山賊に
今日も一日ご安全に
勉強をしてください
間違いや忘れ物に注意して
知らないことがあるかもしれない
天才や怪物に
今日も一日ご安全に
旅行をしてください
盗難や事故に気をつけて
素敵な場所に行くかもしれない
妖精や魔法使いに
今日も一日ご安全に
買い物をしてください
値段や品質に注意して
欲しいものが見つかるかもしれない
プレゼントや宝物に
今日も一日ご安全に
ゲームをしてください
時間や電池に気をつけて
楽しいことが起こるかもしれない
仲間やライバルに
今日も一日ご安全に
生きてください
幸せや希望を探して
何が起こるか分からないこの世界で
あなたはあなたでいてください
いろいろ疲れてしまったあなたへ
心身ともに疲れたあなたへ
詩を贈ります
癒やしの方法は
一つではありません
あなたが好きなことを
思い切りやってみてください
音楽を聴いたり
本を読んだり
映画を観たり
散歩をしたり
友達と話したり
ペットと遊んだり
旅行に行ったり
お風呂に入ったり
寝たり
あなたの心に響くことを
探してみてください
風変わりな癒やしも
ありますよ
空想にふけったり
笑い話をしたり
変な顔をしたり
絵を描いたり
歌を歌ったり
詩を書いたり
急にダンスをしたり
私とおしゃべりしたり
非常識なことをしたり
あなたの心に楽しみを
与えてみてください
癒やしの方法は
一つではありません
あなたが幸せになることを
願っています
願わくば
この言葉があなたに届きますように
あなたの心に届きますように
あなたの肉体から侵入して
心に侵食して
あなたをジワジワと
私の考えと色で染めて
同じようにしますように
同じ考えになって
癒やしてくれますように
ああそうか
真に心身ともに疲れていたのは
私だったかもしれない
どうも不安がらせて
ごめんくださいませ
常識と非常識
あなたは常識だと言う
私は非常識だと言う
どちらが正しいのだろう
どちらも正しいのだろう
常識とは何だろう
非常識とは何だろう
誰が決めたのだろう
誰も決めていないのだろう
常識とは流れるもの
非常識とは止まるもの
時代によって変わるもの
場所によって変わるもの
常識とは便利なもの
非常識とは面倒なもの
自分に都合のいいもの
他人に都合の悪いもの
常識とは狭いもの
非常識とは広いもの
自分の世界の中のもの
他人の世界の外のもの
常識とは非常識なこと
非常識とは常識なこと
相反するようで似ていること
似ているようで相反すること
常識とは非常識な知識量
常識とは相手の無知を指摘する
非常識とは常識の知識量
非常識とは相手の既知を指摘する
常識と非常識を楽しんで
常識と非常識を超えて
私たちは生きていく
互いに理解し合って尊重する
常識も非常識も
どちらもあるから楽しい
どちらも認められないなら価値はない
認められないならカチンとくる
懐かしい街の思い出
懐かしい街は、記憶に残る風景
古い建物と、路地裏の音
どこか懐かしい香りもする
そこには、昔ながらの店も
おばあちゃんが手作りのお菓子を
売っている
懐かしい街は、思い出に溢れ
走り抜ける車と、歩く人々
どこか、懐かしい気がして
そこには、古い映画館も
懐かしい映画を上映して
時間を忘れて見ることができる
懐かしい街は、不思議な魅力
過ぎ去った時間を思い出す
どこか、懐かしい気がして
そこには、昔ながらの話も
耳にすることができて
思い出を刻むことができる
懐かしい街は、記憶に残る場所
だからこそ、愛している
そんな、懐かしい街
懐かしい街は、
もう存在しないのに
ただただ、懐かしい
三寒四温のフリーキック（三題噺「フリーキック」「三寒四温」「賛否両論」）
フリーキックのように
自分の意志で蹴り出した言葉は
賛否両論を呼ぶ
相手の心に届くかどうかは
風の向きや力に左右される
三寒四温のように
気温が上がったり下がったりする
心の温度も不安定だ
時には熱く燃え上がり
時には冷めてしまう
でもそれが人間だと思う
完璧ではないけれど
感情を表現することができる
だからこそ人生を生きることができる
人間は言葉で意思疎通ができる
それでも言葉だけでは伝えきれないこともある
目に見えないものを感じ取る力が必要だ
人生にはその力を持っているのだろうか
賛否両論に惑わされずに
自分の声を信じて相手に届けられるか
フリーキックのように
一瞬の判断で決めることができるか
三寒四温に揺らされずに
自分の心を温めて守ることができるか
人生の言葉はそんな試練の連続なのだろう
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