こんばんは。今日は大学で学ぶ学問について触れてみようと思います。

心理学は様々な領域を扱いますが、そのなかで我々の生活と切っても切り離せない関係にあるのが“”学習"です。

心理学において学習とは、”経験によってヒトを含む動物の行動が変容すること”と定義されています。一般に想起される学習よりも複雑ですが、実際に学習が心理学で扱われている例をみればいいたいことが理解できるはずです。

というわけで、学習心理学の実験で有名なものを紹介します。

まずはソーンダイクの試行錯誤学習です。
ソーンダイク(1874-1949)は猫を使った試行錯誤学習の実験で著名です。猫を箱に閉じ込めますが、この箱には仕掛けがあり(例えば紐を引くと外に出られる)、外に餌を起き試行錯誤の末偶然脱出に成功することを繰り返すとだんだん脱出までの時間が短くなるということを発見しました。これは猫が仕掛けの仕組みに気づき脱出が次第に容易になることを""学習"していることを示し、のちの考えにも大きく影響したといわれています。

もうひとつ有名なものにパブロフの犬の実験があります。
聞いたことがある人も多いと思いますが、パブロフ(1849-1936)は犬をつかって条件付けの実験を行いました。彼の犬は肉を食べると唾液を自然と分泌します。一方、犬に向けてベルを鳴らしても特に唾液を分泌するということはありません。しかし、肉をあげる際にベルを鳴らすという、2つの異なった刺激によって、次第にベルが鳴るだけで唾液を分泌するようになる(ベルが鳴る=肉がでてくると学習している)のです。

また、我々のようなヒトが学習する例としては観察学習が挙げられます。兄弟がなにかやらかして怒られるという事象が発生すると、自分は怒られないように注意しようとなるのが日常における簡単な例です。

上で示したいくつかの例をみてもらい、学習が行動の変化について指す
ということが理解いただけたでしょうか?

また、いつか別の心理学についても紹介しますね。

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