「運」~先天運と後天運~
「運」って何でしょう?
そもそもの「運」とは、その字をみればよくわかるのですが、「軍(いくさ)」に「しんにょう」がくっついています。
「しんにょう」は「はこぶ」という意味です。
「いくさを運ぶ」こと、つまり「行動する」ことを「運」と呼んだのです。
もうす少し丁寧に言うと、「行動によってもたらされたものが運」ということになります。
ですから、何もしないで家に閉じこもっている人に「運」は発生しません。
厳密にいえば、そういうことになるのでしょうが、一般にこの運が集まって変化していること、つまり「運気」を「運」として捉えている人が多いようです。
ここでは、それに基づいて「運=運気」として話を勧めます。
ビジネスにおいても、出会いの運によって大きく損失をこうむったり、反対に、物凄い利益があがる場合が頻繁にあります。
だから「運」というものを見極める力が絶対に必要です。
まず、「良い運が来たな」、「どうも何か運が悪くなってきたな」といった予感をする力。
そして次に「どうやったらこの悪い運を免れることができるのか」、或いは「良い運を招くことができるのか」という方法が必要となります。
自分の過去を振り返ると、同じことを繰り返していることによく気付くでしょう。
同じようなところに罠があって、同じように罠にはまっている。つまりパターンなのです。
そのことに気づかないといけません。
それをさらに調べていくと、「どうやら先祖も同じことだった」といった事実に遭遇することがあります。
代々離婚する家系とか、高血圧が多いとか・・・。
こうした遺伝的なものが、いわゆる「先天運」と呼ばれるものなのです。
先天運と呼ばれるものは遺伝子と関係しています。それから、先祖の思考パターンとも関係しているのです。
良い「先天運」は大切にし、悪い「先天運」は改善しないといけません。
「後天運」と呼ばれるものは、環境と出会いに大きく関係しています。
良い環境の中では良い出会いが起こりやすいし、悪い環境の中では悪い出会いが起こりやすい。
これは事実です。
ですから初めての人と会うときは、私は何時も良い場所で出会おうとするわけ
です。
臭くて汚い暗い所では、絶対初対面で名刺を交換しません。
ホテルのロビーを多く使います。
気ぜわしいところで待ち合わせをするのも、やめたほうがいいでしょう。
人の動きが激しすぎると、いい印象が与えることができません。
第一印象というのはとても大切です。
それ以後を決めてしまったりします。
「後天運」というものは、意外にそういうところにヒントがあるのです。
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