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古森 もの
2022年4月30日 09:38
わたしの髪はゆうれいの手さらさらと水が流れるなにかの原石を煮詰めているわたしは夕方に悲しくなる電車も人も走り去ってしまうゆうれいだって夜がこわいから煮詰めた原石を川でひやしているぱきんと割れてなにかうまれるなにか、なにか、なにが輝く?つかれてしまって猫の背すべる電車も人も走り去ってしまうもうほとんど近くなる雨の音わたしの影がうごめいている街は天使にせっぷんされる