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過去問やったらできる?
帰国子女の中には中学受験や高校受験を控えている子供たちは沢山いると思います。
ただ海外にいたり、遠隔地にいるとどうやって受験勉強したらいいのかアドバイスしてくれるひとが周りにいないこともあると思います。
誰でも「過去問」と言う言葉は聞かれたことあると思います。
実はこの過去問を繰り返し解くことはとても有意義な受験勉強のひとつとなります。
その目的はただ希望する学校の試験の傾向を見るだけではなく、
- 実際の試験の時間に沿って、模擬的に解いていく経験を積む
- 繰り返し学習によってできなかった問題、わからなかった問題の解き方を覚える
- 出願する学校の試験問題なので効率よく解き方が身に付けられる
こうした目的をもって取り組むことに意味があります。
でも一度解いた問題は覚えてしまえば意味ないのでは?
と思ってしまいがちですが、この過去問も3年から5年遡って解いていくわけですからそう簡単に答えを覚えられるものではありません。
また答えを覚えたとしても、その解き方を身に付けることを目的にしているわけですからやればやるほど点数の取りこぼしを防ぐことに繋がっていきます。
ただ注意すべき点がひとつだけあります。
述べたように、漫然と問題を解くのではなく、しっかり目的をもって解いていくことはもちろんですが、あまり早すぎる時期から過去問に挑戦しないようにしてください。
理由は簡単です。あまり早くからやると、まだ学習していない問題につきあたりますので、実際の試験の模擬的なものにはならないからです。
そうした単元を学習してから過去問をやり始めるとなると、理想としては受験の3か月前くらいからやってみることをお薦めします。
是非無駄だと思わずやってみてください。