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とある暴挙のはなしをしよう

今年の主なできごとは?
そう聞かれて思い浮かぶことはいくつかありますが、
「これは外せない」と思うことがあります。気が早いけど。

オンラインで仕事をはじめて1ヶ月ちょっとで
ディレクションのお仕事にお声掛けいただいたことです。

もともと似たような経験があるんじゃ?と思われる可能性もあるので、簡単に経歴をお話します。

 

新卒で入社した会社は営業コンサル会社で
クライアントの商材を電話で売り込むお仕事をしていました。
自分で目標達成までのスケジュールを組み、
それに沿って実践するゴリゴリの個人プレー業務です。

あまりにも”アットホーム”な会社だったので
せめて残業代はほしい、と思い派遣で貿易事務に従事。
派遣社員も正社員と同様に担当クライアントを抱える会社だったため、自分の裁量でクライアントに「もっと早く書類を送ってくれ」と叫び続けて約2年勤務しました。

引き継ぎ時、正社員に自分が作っている書類の作り方を教えるような、こちらも個人プレーな業務内容です。

 

派遣契約終了とともに渡独し、ようやくビザが取れてはじめたオンラインのお仕事で主にSNS運用を担当。
そのお仕事を紹介してくださったのが、ゆりえもんさんでした。

SNS運用の知識は皆無。
後日、なぜ私が担当に選ばれたのか尋ねたところ
「時差があってもできる仕事だったから」とのこと。
間違いない。

せっかく頂いたチャンスなので、自分なりに考えながら必死に投稿作成に励みました。

 

それが良かったのか、
はじめてのSNS運用業務スタート翌月に
SNS運用のディレクション業務にお声掛けいただきました。

正直なところ、「ディレクターとは…?」状態。
クライアントと作業者の間に立って、業務を円滑に進める役割ということはなんとなく知っていました。
私が所属するおうち秘書サロンで実施されたディレクター座談会も視聴して、喜々としてイベントバナーや議事録を作成したくらいです。

 

それでも、具体的に何をすればいいか分からなかったんです。

 

いま思えば当然のこと。
ディレクターの業務にきまりはなくて、クライアントの求めることや作業内容による部分が大きいからです。

チームの働き方を知らないので、何が正解なのかも分からぬまま手探り状態。
ときにゆりえもんさんに悩みをぶつけ、伴走してもらいました。

ポジティブな見方をすれば、チームプレーに関して無知なことは良かったのかもしれません。
ヘンな先入観はありませんから。
そうはいっても、温かく受け入れてくれたメンバーさんには感謝しかありません。

 

ディレクターは偉くもなんともなくて、とりまとめる役割なだけ。
上も下もないんです。
自分自身にも勘違いするなと言い聞かせています。


そのお仕事以降、ディレクターポジションのお仕事をいただくようになりました。
それぞれやっていることは違うけど、根本的なことは変わりません。

クライアント、ひいてはエンドユーザーが欲することを実現するために、何をするべきか・納品物はどうあるべきかを考える。これに尽きます。

偉そうな口を叩いていますが、ここにたどり着けるようになったはじめの一歩はゆりえもんさんの暴挙のおかげです。

オンラインの業務をはじめて2ヶ月目の人間に
ディレクター職を振るってなかなかの暴挙だと思うんですよ。

それが英断なのか暴挙のまま終わるのかは、自身のはたらきにかかっています。

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