許せる人、許せない人~ほぼ日本初 許す力の教科書~
「なんであんな仕事の進め方するんだろう、おかげでこっちまで大変な目に合ったわ。許せない!」
「信頼して任せていたのに…裏切られた!!!もう絶対あの人と仕事したくない」
「15時集合って約束したのに、30分経っても来ないし連絡もない!!もうあいつとは絶対遊びに行かない!!」
誰しもこんな経験したことあるのではないでしょうか?
今日のブログでお話しするのは「許す力」について。
前回の「謝罪力」と同様に、
ビジネスのみならず、人が関係するすべての場面で使える力です。
▼謝罪力はこちらからご覧ください
https://note.com/murota_plusxplus/n/n588d8395c6e3
なぜなら人は、周りに迷惑をかけずに生きていくことなんてできないから。
自分も、他人も、周りの人に迷惑をかけて生きている。
だから、許してあげましょう。
今日は「許す」ための心構えについてお話ししたいと思います。
許す力とは
最初っからこんな話をするのもなんですが、
僕は実は、一般的にいう「許すこと」について、あまり考えたことはありませんでした。
今回ブログを書くにあたって、なんでなんだろう…と考えてみました。
その理由は人に対して「絶対に許せない!!」って思ったことがないからかもしれません。
これって幸せなことなんじゃないかなぁ、と思います。
「絶対に許せない!」とムカムカしながら過ごさなくていいからです。
どうして僕は「許せない!」がないのか考えてみました。
改めて考えると、僕はずっと「許すかどうか」の代わりに、「反応しない」ことを大事にしてきたのかもしれません。
ここで言う反応とは、自分と異なる意見、自分が想定していなかった行動やミスに対峙したとき、瞬間的に感情が動いてしまうこと。
「そんなん絶対間違ってるやん、なんでそんなこと言うん!?」
「昨日、ここに15時に集合なって言ったよな、なんで30分も遅れたん??」
こんな風に、瞬間的に感情がマイナスに触れてしまうイメージです。
でも僕は反応をしない、反応すべきではない、反応したくない…そう心から思っているから、「許せない」と思うことがないんだと思います。
僕にとって「許す力」=「反応しない力」とも言えるかもしれません。
許す力=反応しない力を付けるためには
反応しない力はどのようにすればつくでしょうか?
すみません、これはノウハウや特効薬はありません。
大事なのは、2つの考え方。
ひとつは人それぞれ正しさが違うこと。
そして、もうひとつは人は誰でもいつまでも未熟で不完全な存在であること。
この2つを理解するのが大切です。
「自分は正しい」そう思ってしまうから、反応してしまうんだと思います。
皆さんも思い出してみてください。
「ムカつく!」「許せない!!」と思ってしまったときは、自分の中で「こうあるべきだ」という思い込みがあったんじゃないでしょうか?
例えば、
「自分の考えが正しいのにどうして!?」「こうやれば、絶対に上手くいくはずなのに」という風に。
でもそれは押し付け。ただの傲慢です。
そもそも、人間というものはいつまでも未熟で不完全な存在です。
だから、すべての人が当てはまる「正しさ」なんてないはず。
そして、人間は平等です。
だから、人それぞれの考えや価値観は受け入れられるべきだと僕は思っています。
人によって正しさなんて違うんです。
だから、自分の考えの通りいかなくても、「しゃあない」。
そもそも人間は全員、「許せない」なんて思う資格はないんです。
全員にとって正しいことなんてないんだから、自分の正しさを押し付けず、相手の考えを受け入れること。
この考え方を持っていれば、自然と「反応」しなくなるはずです。
人は迷惑かけずに生きていくことなんてできない。
迷惑かけることはいい。
だからちょっと迷惑をかけられたときも、許せる人になりましょう。
以上、室田流「許す力の教科書」でした!
誰かのお役に立てていたら嬉しいです!