見出し画像

20241221

街が年末に向かって浮かれているのを感じる。

至るところで忘年会が開催されているようで、駅には酔いつぶれた人がいた。

私の働いているジャズ喫茶でも、マスターが仲間たちを集めて忘年会を盛大に行ったらしい。

二次会では自身のジャズ喫茶で飲み直すらしく、あれは朝まで話しまくるのかな?とか思いながら、私はやるべきことをやってそそくさと帰った。

4時間以上も飲んでいてまだ話すことがあるのか?と不思議に思うが、もはや内容はなんでもいいのだろう。でも、私はちょっと付き合いきれないかもな、とも思った。

それぞれの幸せの形があるから、ああやってみんなで飲んで話すことに幸せを感じる人もいれば、年末とか関係なくライブに映画に行きまくって幸せを感じる私みたいな人もいる。

それぞれがそれぞれの領域を侵さないように幸せになれたらいいな、と思う。

今日は流石に4日連続ライブの疲れが出ていたので、整体でゆっくりと身体をほぐした。

その後、ずっと気になっていたアジアンレストランに入って、シーフードカレーとナンとラッシーを注文。中辛だけど、結構辛くて、次は甘口でいいかな、と思った。

整体に行ってお腹も膨れて、向かうは新宿。

電車が空いてたのもあって、音楽を聴きながらウトウトしていたら、珍しく乗り過ごしてしまった。

自宅の布団以外ではあまり寝れない性格なので、電車で眠りこけるなんて相当疲れが溜まっているのかもしれない。

眠い目を起こして、反対方向の電車に乗り、新宿ルミネ1へ。

今日はルミネの屋上でSummer Eyeがライブをやるというので、行ってみた。

寝過ごしたおかげで少し遅れてしまったが、登場したSummer Eyeの夏目さんが、雪だるまみたいな着ぐるみを着て歌っていて眠気が一気に吹き飛んだ。(ヘッダーの写真ね)

そのサービス精神の塊を体現したようなパフォーマンスに、思わずニヤけてしまう。(曲がめちゃくちゃ良いからそのアンバランス感も面白くて!)

歩く時とかも大きなお尻がぶりんぶりんに揺れていて、なんともチャーミングだった。

途中機材トラブルで音が出なくなってしまったのだが、夏目さんはそのままアカペラで全編歌い上げてしまい、その臨機応変力に驚く。

観覧席の机の上に飛び乗ったり、場内を縦横無尽に動き回って歌っていて、どこで観ていてもお客さんが楽しめるようにめちゃくちゃ配慮してくれてるんだな、と思った。

ライブ終盤では音も復活したので、いつものように楽しんだ。

最後には未発表のクリスマスソングも急遽歌ってくれて嬉しかったな。いつか正式に音源化して欲しい気持ち。

約1時間のライブを終えて、バイトの時間までまだ時間があったので、映画でも観ようと検索したら、ちょうど観たかった『クラブゼロ』という映画が数分後に始まるということで、走って映画館に向かった。

『クラブゼロ』はオーストラリアの映画で、私立の名門校に赴任された栄養学の先生が、不食(ファスティング)を推奨する先生で、生徒たちに食べ物を食べることがいかに良くない行為か、というのを指導していく中で、徐々に洗脳していくという、見ようによってはサイコスリラー映画だ。

私自身もダイエットがてらファスティングとかに興味を持って酵素ドリンクとかを買ったこともあるくらいなので、とても興味深いテーマだったのだが、自分の正義を絶対的だと信じて疑わない人の伝播力は恐ろしいな、と思った。

そして一度洗脳されたらそれが解けるのは難しいことなんだろうな、とも思い知らされた。

話が進む事に、生徒たちの頬がこけて、身体もガリガリになっていく描写は痛々しかったし、演じるのも大変だろうな、と思うなど。

途中で目を背けたくなるシーンもあるので、万人にはオススメできないが、不気味な映画に興味がある人は観てみて欲しい。

音楽とか映像は良かったので。

コンビニすらもクリスマス仕様になっているのは、さすがに嫌気がさすが、夜の浮かれモードに左右されず、私は私の幸せを追求しようと思う。

いいなと思ったら応援しよう!