20241220
今日は仕事を終えて横浜は大さん橋ホールへ。
日本大通り駅を降りて、大さん橋に向かうと、そこにはクリスマス仕様のイルミネーションの電飾や、港を優雅に漂う船などが見えて、こういうところにデート来たら楽しいだろうな、と思った。寒いけど。
デート中のカップルを横目に早足でホールの入口へ向かう。
大さん橋ホールに行くのは初めてだったので、入口がどこだか少し迷ったが、無事到着。でも駅からホールまで結構歩くな、という印象。少なくとも20分は見ておいたほうがいいかもしれない。
今日行われるライブは、カネコアヤノによる弾き語りの単独演奏会。
今年はカネコアヤノを6回観に行けた。でも私からしてみたらたった6回しか行けなかったという印象の方が強い。
昨年は数えたら15回も観に行ってたから、それには遠く及ばず。
まぁ年々チケットが取りにくくなってきてるのと、他のライブとの兼ね合いであまり数を重ねられなかったのが残念だ。
でも今年最後のカネコアヤノ、しっかりと目に焼き付けようと会場へ。
座席が3列目のセンターと、とっても良くてかぶりつきで彼女の演奏を観ることができた。
ステージセットや間接照明の雰囲気もあって、なんだかカネコアヤノの自宅に招かれているような空間だった。
自宅で招かれた私は、目の前でエネルギーを放出しながら歌い上げる彼女の演奏を、ただじっと微動だにせずに観ることしかできない。
バンドセットのライブと違って弾き語りは、しーん静寂の中で聴き入る鑑賞スタイルなので、物音ひとつたてるのにも気を遣う。
でもそんな張り詰めた中で聴く彼女の力強い歌声と祈りのような歌詞は、胸にストンと飛び込んでくる。
ステージから近いところで観られたこともあり、カネコアヤノを包み込み、彼女から放たれているかのような照明の光の演出が、本当に素敵だった。
彼女のライブは基本的にMCがないので、息付く暇もほとんどない。
ノンストップで90分弱駆け抜けるように歌う姿は、さながらアスリートのようでもある。
そして私たちはそれを見守る観客として、精一杯の拍手を送るのだ。時に感動で泣きながら。
一応マイクを通して歌ってはいたが、結構離して歌っていたので、ほぼ生歌のような感じだった。
でも会場の構造上、平面な客席なので後方の人達は音や姿を確認しにくかったのでは?とも思った。
私は前の方で観られたから満足しながら観ていたが、後方の席だったらどうだったかわからない。
せっかく良い雰囲気のホールなので、改善されれば良いなと思う。
最後に珍しくカネコアヤノから「今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。良いお年を」と挨拶があり、あぁそうだ。年末だったと思い出す。
来年はもっとたくさんカネコアヤノに会いたいな。こちらこそ、よろしくね。
帰りに元町・中華街駅まで歩き、駅前の中華料理屋で刀削麺と小籠包を食べた。
珍しくアルコールを飲みたい気分だったので、梅酒のソーダ割りも注文。
心もお腹も満たされて、とっても良い週末の夜。
このまま年末まで体調に気をつけて、走り抜けていくぞ。