20241122
今日は映画からのライブの2本立てで楽しむ日だ。
定時きっかりにそそくさと会社をあとにして、私は新宿へ向かった。
キノシネマ新宿で、本日から全国公開となった映画『海の沈黙』を鑑賞。
エッセイを読んでからキョンキョン熱が高まったので、このタイミングでキョンキョン(小泉今日子)が出てる映画を観られて嬉しい。
主演は本木雅弘。
北海道の小樽が舞台の大人の映画ということで、内容が難しいかな?と思ったけれど、結構丁寧にストーリーが紡がれていったので、すんなり物語の中に入る事ができた。
本木雅弘が病に侵されている役なので、頬がこけていたし、海に入るシーンとかもあって、これ撮影とか役作りとか大変だっただろうなぁ、と思った。
あと中井貴一が、一瞬誰か分からないくらい劇中の人物に染まっていて、改めてベテラン俳優すげえ…と思ったりするなど。
キョンキョンは、大人の肝がすわった女性を演じさせたら天下一品だね。観ていて不安になるところが一切ない。
映画の後は富士そばでスピーディに蕎麦をすすってから、港区は六本木へ。
今夜はビルボードライブ東京で、シンガーソングライター・柴田淳のライブ。
20時半スタートの2ndステージのチケットだけなんとかもぎ取れて、念願の初生柴田淳を堪能することができた。
実は2020年にもビルボード公演のチケットを取っていたのだが、コロナで流れてしまい、4年越しのリベンジすることができたのだ。
しかも大御所プロデューサーの武部聡志のピアノと柴田淳の歌声のみ、という贅沢なステージ。
初めて生で聴く柴田淳の歌声、ほんっとうに素晴らしかった。
なんか、ただ上手いだけじゃなくて情がこもっているというか、心に訴えかけてくる歌声なんだよな、そしてめちゃくちゃ深みがある。
90分弱のステージだし、新作が出たばかりだから知ってる曲はやらないかな?と思っていたけれど、カバー曲も歌ってくれて嬉しかったな。
歌ったのは、松田聖子の「瑠璃色の地球」。
これがまた絶品で、もう心の底まで沁みまくり。
元々彼女の歌を好んで聴くようになったきっかけが、カバーアルバム『COVER 70's』だったので、そのアルバムに入ってる曲ではないものの、やはりカバーを聴けたのは、すごくありがたかった。
ピアノ1本でカバー曲を披露するって、相当腕に自信がないとできない芸当だと思うのだが、彼女は堂々とそして朗々と歌い上げていて、もう感激。
大人な会場でとっても良い時間を過ごさせてもらった。
アンコールでは「月光浴」、そして武部聡志さんが好きだという「それでも来た道」(この歌詞がまた良かったんだ……)を披露して、最後は誕生日を迎えた柴田淳に向かってハッピーバースデーの歌を贈るという一幕もあり、なんとも温かな雰囲気のまま終了した。
MCのちょっと抜けてる感じからは想像できないのだが、ひとたび歌い出すとあっという間に柴田淳ワールドに引き込まれるというか。あれは天性のものだと思う。
今後も機会があったらまたライブに行きたい。
そんな充実した素敵な華金だった。