20241229
街の空気が年末って感じがしてきた。
家の周りとか妙にシーンとしていて、空気が澄んでいて、あぁ年末なんだな、と1年ぶりに実感しながら駅まで自転車を漕いだ。
今日は映画を観てから散髪してライブに行くというスケジュール。
本当は11時過ぎからやる映画を新宿で観ようとおもっていたのだが、二度寝したら起きられなくなり、急遽近くの映画館で13時過ぎからの回に変更した。
観たのは中島みゆきのライブ・フィルム。
今年の上半期に行われた4年ぶりのツアー『歌会 VOL.1』を映像化したもの。
このツアーは一般抽選とか当日券とか頑張ったけれど、結局チケットが取れなくて歯がゆい思いをしていたので、こうして年内に劇場版が観られて嬉しい。
セットリストは結構コアかつ世相を反映したもので、知ってる曲は数曲しかなかったけれど、中島みゆきの地面から這い上がってくるような歌声のパワーと、あっけらかんとしたMCとのギャップ、煌びやかな衣装と大勢のバック・ミュージシャンなど、見どころが沢山あって、かなり贅沢な時間だった。
ただライブ・フィルムは通常より高い値段を払っているのに、上映前の予告が通常料金の映画と同じ量というのは、如何なものなのだろうか。
上映時間になったらサクッと本編を始めてほしいな、と思ったりするなど。
映画を観終えたあとは、近くに回転寿司屋があったので、吸い込まれるように入店。
15時過ぎと時間も時間だったので、スムーズに入店して思う存分寿司を食べた。
それから新宿に移動していつもの1300円で切ってもらえる床屋で、ガッツリ刈り上げてもらった。
スッキリした頭で向かったのは阿佐ヶ谷。
今日は阿佐ヶ谷にあるカフェ・バー『Roji』で伴瀬朝彦さんのライブがあるので、それを観に向かった。
このRojiは、私の好きなバンド・ceroのフロントマンである高城さんが経営しているところで、7、8年前に一度友達と来て以来(その時にシャムキャッツの夏目さんがたまたま隣にいらしたのも、良い思い出)久しぶりに訪れた。
以前アップリンク吉祥寺で『冬物語』という映画を観た時、劇中歌の音楽がとても良くて、サイン会の時に監督にお聞きしたら、今日のライブのことを教えてもらって、行くことにしたのだ。
キャパ30人くらいのこじんまりとしたスペースで、とくに整理番号とかもなかったので、早めに行ったら最前列の席になってしまった。
でもどうせなら、と臆せずに超至近距離で伴瀬さんの歌声と、服部さんとベース(これがめちゃくちゃでかい!)を聴いた。
手を伸ばしたら楽器に当たりそうな距離で演奏を観る機会なんてあまりないので、なかなか刺激的かつ落ち着く空間だった。
年末の年忘れライブは恒例らしく、今年で11回目だそうだが、めちゃくちゃ居心地が良かったので、来年もスケジュールが合えば行こうと思う。
帰りは高円寺に寄ってお気に入りのタイ料理屋に行こうと思い、勢い勇んで入口のドアを空けたら、ちょうどオーダーストップの時間で、退散。
せっかく高円寺に来ちゃったしどうしようかと、ふらっと商店街を歩く私。
ふと中華そばの明るい看板が目に入るも、そこも既にラストオーダーが終わっており、2軒連続で食事にありつけず。
挫けかけたが、年末だから仕方ないかと、とぼとぼ歩いていたら、焼肉ライクの文字が。
ずっと気になっていたカジュアルな焼肉屋だが、一度も入ったことなかったので、思い切って入店。
すると今日は29の日(肉の日)ということで、黒毛和牛が半額だった。
そうか、ここに来るために2軒連続で断られたのか、とポジティブな思考に切り替え、久しぶりの牛肉を思いっきり堪能した。
卓上にあったふりかけがやけに美味しかったので、次行った時はお土産に持ち帰ろうと思う。
昼に寿司、夜に焼肉と、デブのフルコースみたいな食生活になってしまったが、年末だし許して欲しい。
幸せホルモンをいっぱい出して、今年も走りきるぞ!