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群れラジオ6/14 家族とヒトラーと群れ

今回の群れラジオは3枠120分でゲストトークもあったりしてだいぶ盛り上がりました。あんまりメモを取れてないので一部だけご紹介します。

子育てムズイ

子どもの反抗期というのは、自立の証と考えられます。赤ちゃんのころはお母さんと一体で自他の区別がないですが、そこから徐々に自己認識が進み、自他が分離していきます。しかし、それは同時に親の庇護からも離れることになり、自分で新たな人間関係を作れないと孤独にさいなまれることになります。(エーリッヒ・フロム「自由からの逃走」より)

世の中には、自分では絶対にかなわない理不尽なできごとがあります。それをジャック・ラカンはエディプスコンプレックスにおけるエディプスとして深掘りしていました。自分の力ではどうしようもないことを葛藤しながらも受け入れることで自立できるようになるのです。(内田樹「寝ながら学べる構造主義」より)

自立することは、できるだけ依存先をたくさん作ること。親しか依存先がないと離れられないから、どうにかして依存先を増やしてあげなきゃいけない。でも逆に親は子どもに依存してもらえるように方向付けてしまうことがあります。子どもがかわいいから、いつまでも赤ちゃんの頃のように自分のものでいてほしい、という欲求がどこかにあるのです。

本当は失敗させることが大事なんだけど、見守ることが難しい。どうしても手を貸したくなっちゃう。そのままじゃ失敗するよ、と声をかけたくなっちゃう。時計見て、時間だよ、と失敗を事前に回避させちゃう。そうやって親に依存させちゃう。

逆に、失敗したときはきちんと失敗したと分からせることが大事で、励ましたり茶化したり、失敗と向き合わないで終わらせるのもよくない。無駄に怒りすぎるともうヤダ、とやる気をなくしちゃうけど、適切に失敗を自覚させること、これが本当に難しい。犬やイルカのトレーニングと一緒で、「飴と無視」がすごく効果的らしい。(「うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで」より)


甘夏ゆず、岩田陽葵最高

群れ研究員の中に、甘夏ゆずさんと岩田陽葵さんの熱心なファンの方がいます。彼に言わせれば、甘夏ゆずさんと岩田陽葵さんの魅力は対極に位置しており、二人を追いかけることでほぼサウナと同様の効果が得られるとのこと。

ヒトラーはファンサすごい

・ヒトラーはファンサがすごかったからあそこまで人を熱狂に巻き込めたのではないか
・「我が闘争」はアルバム。ファンを証するものなので、内容よりも所有することに意味がある。(適当なことを言ってます)

7時27分だよ!全員集合!

某インターネットコミュニティには7時27分になったら挨拶をするという奇行を生きがいにしている人がいる。なぜなのか。その理由は誰にもわからない。わかっていることは、7時27分に挨拶をすると、彼は生きがいを感じる。ただそれだけだ。彼にとって7時27分に挨拶をすることは生きがいなので、もちろんアラームなど使わない。彼の家族はそんな彼の活動を応援している。彼がうっかり7時27分になったことを見落としたときには、代わりに家族が時刻を知らせてくれるのだ。彼の家族もまた、7時27分に挨拶をする彼を支えることで、生きがいを感じている。
「お父さん!7時27分だよ!」
「あっあっ、今何秒!?」
「30!」
「よし、まだ残り30秒あるぞ、間に合う!」

※このお話はフィクションです

インタビュー

・インタビュアーという仕事がなんだか面白そう
・インタビューを実りあるものにするには相手に興味をもつこと
・インタビューは事前リサーチが大切
・リサーチした情報と現実にはギャップがある

ボイトレ

ある群れ研究員は仕事におけるカリスマ性を強化するため、ボイトレを受けてみることにしたそうです。今後のラジオでもその効果は発揮されるのか?乞うご期待!

オススメ本が一番の最適解

自分の趣味嗜好から抜け出せ

他人のオススメ本情報をゲットする方法
・某インターネットコミュニティ
・読書カフェ
・SNSで聞いてみる

興味のない本を読むのは大変問題
・群れの力を利用しよう(読書会を開催するなど)

割とみんなググれない

ググれない人とはなにか?
・なにがわからないかわからない問題
・抽象化ぢからが不足している
・ググれない人は「スマホに最適化された人類」説

ググる技術をいかにして獲得するか?
・抽象化という技術的な問題なのか、それとも文化の問題なのか
・ただ「ggrks」をやるだけではググれない人は育たない?

毎日音読しよう

小学生の国語の勉強は、文法とか教えてもまだまだピンとこない。接続詞の穴埋めが問題になるくらいなので、文法理解は中学に入らないと本格的には出来ない。だから小学生は音読。文章を丸暗記するくらい読み込むと、そこに使われている文法、文のリズム、語の活用、いろんなことが自然と吸収される。変に理屈をこねくり回すより、文ごと体内に取り込め。赤ちゃんの頃から、そうやって日本語を覚えてきたんだから、それが一番手っ取り早い。

これは英語の勉強にも当てはまると私は思っている。私は中学1年から3年まで学校の教科書の文章を全て丸暗記して先生の前で暗唱したのですが、おそらくその経験が英語力向上にものすごく効いていると思う。文章を見れば、感覚で、おかしいとか、こうした方がいいとか、分かる。SVOCとかそんな文法理論よりももっと自然に、なんかこんな感じ、と言えるようになる。それくらい音読はすごい。だからみんなも音読しよう。音読はいいぞ。

と、いろんな人が自分の得意分野をしゃべりたおす群れおじさんラジオでした。何をしゃべっても古典の引用と結びついて読書サークルっぽいな、って思いました。書いてない項目も話題が盛りだくさんでめっちゃ面白かったので、興味ある人はぜひ毎週火曜日18:30からの群れラジオを聞きに来てください!よろしく!

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