群れラジオ6/21 あなたの群れ、あなたの構造
今週の群れラジオ紹介、今週も3枠120分やってとても盛り上がりました。ちょっと個人情報っぽいのが多かったのでnoteにはあまり書けませんが、雰囲気だけでもお伝えできればと思います。もっと詳しく知りたい方は、毎週火曜日18:30から、お待ちしております。
久しぶりに課題図書が決まりました
先週のラジオでもチラっと出てきましたが、内田樹「寝ながら学べる構造主義」です。正式に群れ研で取り扱っていくことになりました。来週からはスライド図説紹介とかある、かも?
構造主義というのは簡単にいうと、環境の影響を受けた結果今がある、ということだそうです。中学受験でどんな学校に行くか、中高6年間をどんな人たちと過ごすか、そういった環境に影響を受けて子供は成長していくよね、だからなるべくいい環境を選べるように受験するんだ、みたいな話がありました。
足立区は治安が悪いから家賃が安い。家賃が安いから、そういう人が集まって治安が悪くなる。みたいな迷信、ありますよね。ぷろおごも、おしゃれになりたいなら青学に行け、東工大ではおしゃれになれない、みたいなことを言っていた気がします。ピエール・ブルデューがいうところの「ハビトゥス」そのものですね。
あなたの構造を教えて
子供は親の本棚の背表紙を見て育つ、みたいな話も出ました。子供が親の本から受ける影響は大きいようです。群れ研究員も子供のころを思い返してみると、思い当たる節があったようで。
特に面白かったのは、自宅にパソコン系の雑誌があって、そこでダビスタ(競走馬の育成シミュレーションゲーム)の攻略法を読んで育ったという話。そこから育成ゲームの面白さに気づいてポケモン、パワプロ、モンスターファームなどのゲームにはまっていったとか。ゲーム自体よりも、どういう技をそろえれば強くなるか、といったデッキ構築の面白さに目覚めて遊戯王にはまったり、最近は競走馬の知識もあいまってウマ娘にはまったり、仕事でも人を育成するための人事・採用の職についたり。すべてがつながっていく感じがしました。
ほかにも、幼いころから図鑑に触れていると動植物へ興味が持ちやすくなるとか、YouTubeを見すぎて道徳を学ぶと将来が心配とか、いろいろな話がありました。
休職して一年バーの話
さぼっちさんが主催した無職バーに参加した方からの体験報告もありました。こちらはオフレコなので割愛します。
会社の儀礼と戦う
ラジオリスナーさんから、会社のおかしな儀礼についての体験談を報告いただき、とても盛り上がりました。
昔ながらの慣習で「店長にお祝いの品を贈ろう」みたいな贈与文化が受け入れられない。店長はセクハラとかするし、お金は出したくない。こんなおかしい文化はぶっ壊してやりたい。
みたいな悩みだったと思います。時代の移り変わりを感じますね。古い文化を持ったおじさんと、新しい文化の若者の衝突。社会が変化する中で、どちらが多数派になるかの過渡期なのでしょう。特に都会だと、仕事の付き合いはドライな契約文化であるべきだ、という風潮が強まっているので、儀礼的な馴れ合いは嫌がられる傾向にあります。
これはどっちが正しいという話ではなく、どちらも自分が正しいと信じている正義と正義がぶつかって、群れ全体としてどちらの正義を採用するか、という覇権争いなのかなぁと思いました。
群れ研は群れの支配者を養成したいので、こうしたお悩みには真摯に向き合って応援していきます。みんなで協力して覇権を取ろう!