学生たちが呼びかける早めのヘッドライト点灯
新潟県のヘッドライト点灯率の低さ
2014年のJAFによる調査では、新潟県の点灯率の低さが分かります。
日の入りからの5分間での点灯率は全国最下位となってしまいました。
新潟プロジェクト交通安全サポーターの結成と学生たちの取り組み
2016年に新潟県警との新潟プロジェクトが立ち上がりました。プロジェクトの目玉は学生たちによる交通安全サポーター(通称nuts)の結成です。
学生たちが地域に出向いて地域の人たちと一緒に取り組む交通安全活動がスタートしました。
新潟県警のみなさんとは、ここから強力な連携体制を取るようになり、様々な取り組みが展開されることになりました。
新潟県警察本部での交通安全研修会
学生交通安全サポーターのメンバーになるためには新潟県警にて研究を受ける必要があります。
交通を取り巻く事故の状況や発生原因などをよく理解してから、交通安全活動に真剣に向き合ってもらいたいという想いを込めての研修会です。
この仕組みを考えたのは当時の羽豆室長率いる交通安全企画課の皆さんです。
学生たちは、交通課題がこんなにも身近にあることを知り、自分たちに何ぎできるかを考える時間となりました。
この研修会は2016年のスタート以来、毎年継続されています。
事故発生が多い時間帯は16時から18時の夕方
新潟県警で開催する研修会で考えさせられる内容に、事故発生率の高い時間帯についてがあります。
夕暮れの時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者などの発見がお互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなることが原因にあります。
自動車運転者は前照灯の早め点灯を行うことが事故防止になり、歩行者や自転車利用者は明るい服装をしたり、反射材・ライトを活用し、自分の存在を周囲に知らせることが大切です。
早めのヘッドライト点灯の呼びかけ
2017年1月、おもいやりライト事務局の呼びかけでワークショップを開催することになりました。
参加者は新潟大学交通安全サポーターの学生たちと新潟県警交通安全企画課のみなさんです。
これが私たちのヘッドライト点灯の呼びかけ運動(点灯アクション)に取り組むきっかけとなりました。そしてここから、おもいやりライト事務局のみなさんとの取り組みも始まり、今日に至っています。
こうやってひとつひとつの繋がりの中で、交通安全への取り組みが広がってきました。
新潟県内各地に出向いての点灯アクション
学生たちのミーティング
オートライト機能で安全?
2016年10月に保安基準が改正され、2020年4月から販売されている乗用車(新型車のみ)に「オートライト機能」の搭載が義務付けられました。
オートライト機能とは、走行中の車が周囲の明るさを検知して、自動的にヘッドライトを点灯/消灯する機能のことです。
出雲崎高校、出雲崎中学校とのライトアクション
2023年11月10日、新潟大学、出雲崎高校、出雲崎中学校、新潟県警との合同によるライトアクションが実施されました。
この日の天候は雨のため、街頭での呼びかけができなかったのですが、そこは学生たちのアイデアです。
ライトアクションで使用するパネル作成を行いました。