6/17沢村忠を真空に飛ばせた男 昭和のプロモーター野口修評伝~6/18マイスモールランド
6/17
起きて今成柔術。
シチュエーションスパーを多くやって疲労。
スターバックスに行き貰ったチケットででかいラテを頼んで
「沢村忠に真空を飛ばせた男昭和のプロモーター野口修評伝」
ずっと読む。
放送作家でありキックボクシングの興行に関わった著者が
存命だった野口修氏に声をかけた事から始まり数年で出すつもりで
10年かかったという内容は冒頭の安倍譲二に言われたという
野口修を描くということは野口家を描くという事だ
と言われた事は
昭和の一家族にとどまらずボクシングの歴史、右翼思想の歴史、
キックボクシングの歴史、昭和の芸能界の歴史、
を野口修という人間を軸に追っていく流れに歴史というものは
多くの人間の営みの上でできているものだと強く感じる。
野口修に藤本ジムのの会長、三迫ジムの会長、
芸能界から声がかかりレコードを出したこともある程の
美貌の銀座の夜の女性を追って話すことを拒否されるのを
恐れてテレビで取材されたその店のお好み焼が食べたかったからと
取材の真意を隠してJRの駅を降りてバスで何十もの停留所をこえて
女手一つで切り盛りしているお好み焼屋を訪ねる辺りはその一日だけで
一つの物語になるような強烈な印象を受ける。
沢村忠や五木ひろしなど著名な人間の話も出てくるが
端々に勝者がいて敗者がいて表に出る人がいて裏方がいて
そこに残る人がいて去る人がいてそこに色々な人間がいたんだなあと
思うのは自分がその舞台となった東京一体で生きているからなのだろうか。
著者があとがきであるように
同業者の中に「正気の沙汰ではない」と思った人もあるらしい
とあるが著書自身も独身でなければできなかったというのも頷ける話で
ある一人の人間の強い意志で
この様な一冊ができるのだから本というのは凄いなと思う。
参考文献に連なるタイトルを読むだけで
歴史の深さを感じまた読む本が増えてしまったと感じる。
練習して横浜の中華街に行くなど色々あったのだがそういう事を
考えて一日が終わる。
6/18
起きてトイカツグラップリング東中野で練習。
戸井田社長にいきなり
「誕生日おめでとう。もうお前と付き合いも二十年だな!。」
と元気に言われ元気でいいなあと思う。
思えば二十年前は休むなと言われて一時間休まずスパーするのは
普通だったが今は40分もできないなと思う。
色々前よりは考えてやるようにやったとは思う。
終わって前日読書に夢中で行けなかったサウナに行ってから
新宿ピカデリーで
「マイスモールランド」鑑賞。
メッセージも見過ごしてはいけないがとにかく出演者が皆素晴らしかった。
アトロクの監督のインタビュー聞きながら帰り
色々な物を受けた衝撃のせいかぐったりして帰って19時に眠る。