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感想文 力道山未亡人


渋谷の大盛堂書店で購入。

読み始めたら面白くて仕事の合間に三日で読み終わってしまった。
プロレスが好きな人間でなくても知っている歴史上の人物といえる
力道山とその刺殺事件だがプロレスが好きだった自分もその残された妻の
事を考えた事はなかったが力道山が他界した時に残された夫人は22歳
であったと知りその過酷とも言える運命に驚くが
自民党の政治家や屈強なプロレスラーや
高利貸しとやりとりする日々は
大変な苦境であったと想像するが
強い女性というとありきたりな言葉だが
どんな状況にも負けない明るい女性だったのだろうなと思う。
昭和の豪傑のエピソードもあり特にドライブ中に出会った名投手の
エピソードも最高だが
子供のころから健康優良児に選ばれ
まだ大学に行く女性も稀な時代に
国際基督教大学を目指し浪人するはずが狭き門である
全日空のエアガールになり力道山と付き合い始めてから
警察署長の父の反対を押して結婚を決めるまでも
昭和の頃の空気を感じさせて面白く
力道山と出会うべくして出会った女性なのだろうなと思った。
並大抵の人間では立ち向かえない様な
状況に負けずに昭和の時代を生きたすごい人の記録として
すごく面白く明るい気持ちになる人に薦めたくなる本。

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