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【リーダー必見】ノウハウだけ教えても成功しない理由 具体的事例で解説

おはようございます、ITコンサルタントの村田です。
先日の下記の記事が自分にとって不完全燃焼だったので、リベンジさせてください。

経験が伴わないとノウハウだけでは応用が利かず、成功しにくいということはお伝えしましたが、ノウハウを伝える側の視点でもう少し詳しく説明していきたいと思います。

例えば、noteのノウハウで
毎日投稿することが収益化のノウハウだ
と言われたとき、どう思いますか?

収益化のためのノウハウの一つとしては正しいです。
「毎日記事を投稿することで、なせ収益化につながるのか?」などは詳しく解説されているかもしれません。
毎日投稿している方をピックアップして、「ほら、皆さん、こんなに成功されてますよ」と言うこともできます。

身近な例なので、ここまでの話だけでも、なんとなく言わんとしていることが伝わったかもしれませんが、続けて解説していきます。


ノウハウを伝えるだけでは足りない、サポートやフィードバックも必要

noteでの収益化で、毎日投稿が有効な手段だと分かっていても、それを実践することが大変だから困っていると思います。

別の記事では、副業で月収〇〇万円稼いだ方が「迷ったらやる」を信条して実践されている例を紹介しました。

頭では理解していても、実際にお金がかかるとか、事故や損失のリスクがある状況では、常に「迷ったらやる」ことができず、迷い続けたり、諦めたりするのが普通の人です。

そして普通の人ができないことをやってのけたから、その人は成功したのです。そのため、実は難易度が非常に高いのです。

体に合わない本を読んでいませんか?

収益化のノウハウを教わっても、誰でもできるレベルの実践では差別化になりませんし、他と比べて優位性がないため大きな成果は出にくいです。

アウトプットが一定以上になれば自分の血肉となってノウハウが生きてきますが、その人に合わせてアレンジされていなかったり、様々な理由で続けられなかったりするのが普通です。
本来、都度サポートやフィードバックが必要なのです。


教える側の負担は大きい

メンバーの育成では、ノウハウを教えてサポートやフィードバックを行い、できるまで見届ける必要があるため、教える側は非常に大変です。

単純に手間がかかりますし、人や状況に合わせて適切にアドバイスしようとすると、物事を深く理解している必要があります。
そして、ストレートに答えを教えるのではなく、その人自身に考えてもらって自分で答えを出すことも必要なため、さじ加減が難しいのです。

コーチングの専門業者であれば良いですが、自分もプレイヤーとして動かないといけない場合は、そんな余裕はないと思います。
常套句:「教えることで自分のためにもなるから」
(これは事実なのですが、言葉って使い方次第だなと思った常套句です)

OJTという言葉をあまり聞かなくなりましたが、入社したらずっと同じ会社で勤め上げる時代であれば、長い時間をかけて少しずつ教えることができたのかもしれません。

ただ、私がいるIT業界は技術進歩が非常に早く、自分の勉強で精いっぱいになり、人に教える余裕がある人は限られています。

Alphabet(Google)、Amazon、Apple、Meta(Facebook)、Microsoftのようなビッグ・テックであれば、優秀な人が集まっているため、いろんな人に聞けると思いますが、そうでない会社は多いと思われます。

また、日本企業は未経験者を育成する文化がありますが、アメリカのIT系企業は実力主義や成果主義が強く、即戦力として求められるスキルや経験が明確に設定されています。そのため日米では入社時のレベルに差があり、日本での育成はより難易度が高くなります。


足りない教育コンテンツ

基礎的なことを教えなくて済むような負荷軽減策が必要です。

研修後に現場へ投入し、「後は現場で頑張ってね」では教える側も教わる側も厳しいのではないでしょうか?
現場投入後も2~3カ月は、業務を行いながら毎日1時間は研修したり、特定の曜日は研修日にするなどのアフターフォローが必要だと感じます。

それらが無理なのであれば、部署ごとに必要スキルと推奨スキルを定義し、必要スキルが独学で身につく教育コンテンツを用意する必要があります。

「資格取得や自己学習の補助をします」という制度はよくありますが、そもそも配属部署でどんなスキルが必要なのかが明確になっていないため、何を勉強すればいいかわからなかったり、全社共通のスキルだけでは不十分な状態になっていると思われます。



このような問題を解決するため、システム開発プロジェクトに限りますが、メンバーと一緒に改善活動を行い、教育コンテンツの拡充をお手伝いさせていただければと思います。

プロジェクトに遅延や品質問題がある場合は火消し役としても活動しつつ、まずはノウハウの言語化をお手伝いさせていただければと幸いです。

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村田 裕樹
最後までお読みいただきありがとうございました! サポートもうれしいですが「スキ」をしていただけると大変励みになります!!