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ムラタ社員のプライベートモノづくりコンテスト🌟個性的でハイクオリティな作品が大集結!

こんにちは!村田製作所の広報担当です。

ムラタは今年の10月に、創業80周年を迎えました✨
それを記念し、創業80周年特別企画として、あるイベントを開催しました!

その名も…

『ムラタ社員のプライベートモノづくりコンテスト』です!


コンテスト開催の背景

ムラタの企業ロゴの下部にある、“Innovator in Electronics”という言葉。

これをスローガンとして、ムラタは最先端の技術・製品・ソリューションを通じて、豊かな社会の実現に貢献してきました。

そんなムラタを支え続けてきたのは、いつの時代も真の“Innovator”として主体的に行動し、
新たなイノベーションを生み出してきた従業員による「モノづくりの精神」です。

今回、「モノづくりの企業で働く従業員は、プライベートでもモノづくりをしている人が多いのでは?」という仮説のもと、創業80周年記念特別企画として「プライベートモノづくりコンテスト」を社内で企画しました!

当企画では、ムラタの経営理念である社是にならって、3つのエントリー部門を用意しました。

テクニカル部門、データ部門、ユニーク部門

約2か月という短い募集期間での開催となりましたが、応募総数は、なんと126作品
世界中のムラタの拠点で働く従業員から、たくさんの作品が集まりました!
さすがモノづくりの会社、恐るべし…!

今回のムラタのnoteでは、数々のハイクオリティで個性的な作品の中で、
見事入賞した10作品をご紹介します!😊

最優秀賞

👑テクニカル部門:家庭用炭素繊維製天体望遠鏡

こちらは、フィンランド拠点で働く従業員の作品です。
なんと家庭用の天体望遠鏡を自作するという超大作。想像を超えるサイズ感に、写真だけでも大迫力です…!
圧倒的なスケール感で、見事最優秀賞に輝きました!
 
制作者からのコメント

制作過程の一部。ほとんどすべてのパーツが、イチから手作り!


講評コメント


👑データ部門:信楽焼の飾り皿(ヒラメ)

こちらは、野洲事業所(滋賀県)で働く従業員の作品です。ガラス層の色味が絶妙なグラデーションで、こだわりを感じます。ヒラメのデザインもユニークですね✨

制作者からのコメント

焼成前の様子。焼成後との違いに驚きです!

講評コメント

👑ユニーク部門:オリジナルプラモデル ~自家焙煎珈琲ショップがモバイルカフェをオープンしたら~

こちらは、アズミ村田製作所(長野県)で働く従業員の作品です。
なんと、コーヒー豆やそれを入れる瓶などの小物はイチから手作りで製作!
緻密さと細部へのこだわりがつまった、オリジナルの世界観溢れるユニークさが高く評価されました!

制作者からのコメント

見れば見るほど、細部へのこだわりがすごいです…!

講評コメント

優秀賞

続いて、応募数の多かったテクニカル部門とユニーク部門の優秀賞をご紹介!

👑テクニカル部門:自作ラジコン飛行機

機体の見た目だけでなく、離着陸の動的な部分も実機に近づけるため、ゼロベースで超軽量な機体を製作された作品です。
1.5mの大きさの機体を自由にコントロールするにための空力設計を実現し、外観も細部までつくりこまれた点が評価されました!

👑ユニーク部門:自閉症児子育てエッセイ漫画「自閉をめぐる冒険」全3巻

自閉症のお子さんを育てられている社員ご自身の実体験をもとに、オリジナルのエッセイ漫画を制作し、社会に発信されています。
この作品は難しいテーマを扱っていますが、温かいイラストとメッセージによって、読者に新たな気づきを与えてくれます。
そのユニークな活動と社会への貢献が評価されての選出となりました!

社長特別賞

全応募の中から1作品、社長によって選ばれた作品はこちら!

👑社長特別賞:蚕丝扇(蚕の糸で作った扇)

中国拠点で働く従業員の作品です。
蚕の糸を張ってつくられた美しい扇なのですが、なんと蚕の飼育から自身で行っているとのこと…!
手間暇かけて作られたことが評価され、すべての作品の中からひとつ選ばれる、社長特別賞に選出されました!


制作者からのコメント

蚕の飼育→茹でた繭から絹糸を取り出す→扇に糸を張る
すべて繊細な手作業でできた美しい作品です。

講評コメント


広報部特別賞

さいごに、広報部特別賞に輝いたのはこちらの4作品!

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ムラタ社員の渾身の作品はいかがだったでしょうか?
たくさんの手間暇とオリジナリティによって生まれた作品の数々に大感激です!

応募作品の中には、ムラタのロボット(ムラタセイサク君、ムラタセイコちゃん、村田製作所チアリーディング部)を題材にされたものもたくさんありました!
ムラタへの愛が込められた可愛らしい作品たちを、ご紹介します♡

ここではご紹介しきれなかった作品も、こだわりやストーリーが込められた本当に素晴らしいものばかりでした!

プライベートでも各々がモノづくりを通じて自己表現を行う、そんなムラタ社員のモノづくりへの情熱が、80年というムラタの歴史を支えてきたのかもしれません。

ムラタの歴史を支える社是の精神

80年前の1944年10月、京都にて村田製作所の歴史が始まりました。
その10年後に、この記事の冒頭でもご紹介したムラタの社是が創業者によって制定されました。

創業者の生い立ちと社是に込められた想い

ムラタの創業者、村田昭は京都で小規模な製陶所を営む家庭に生まれました。

幼少期の創業者(右)

生まれつき病弱で幼少期は学校に通うこともままならず、家で読書をして過ごし、そこで『常に感謝の気持ちで人に接するべきだ』という禅の言葉に出会いました。それが関わるすべての方々へ「感謝」の心を持つ今の社是の精神につながっていきます。

18歳の頃から家業である製陶所を手伝い、さまざまな工夫により原価計算の精度を高めることに成功し、「科学的管理」の重要性を学びました。

10代の頃の創業者

商売拡大においては、父の教えから他社との共栄共存を重視し、「独自性」を追求する化学陶磁器の生産を独学で始めます。
父亡き後も、父から受け継いだ「信用」によって多くの支援を受けたことにより、仕事を続けることができました。

ムラタの経営理念でもある社是には、このような創業者の経験による学びや想いが込められているのです。

ご参考:村田 昭ものがたり

1954年に社是として制定された創業者の想いは、現在まで変わることなく、従業員が日々その理念を実践しています。

毎年10月には社是推進月間を設けて理解・共感の促進に努めており、グローバル展開も行っています。

社是は10か国以上の言語に翻訳!(そのうちの一部を掲載しています)


また、ムラタグループが一体となって成長しつづけられるよう、従業員教育研修施設『ムラタ イノベーションミュージアム』では、従業員一人ひとりが共通の価値観を学ぶことができる機会や環境を整えています。

今後もムラタは、真の“Innovator”として主体的に行動し、最先端の技術・製品・ソリューションを通じて、豊かな社会の実現に貢献していきます✨
 
次回のムラタのnoteもお楽しみに!

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