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地域に根差した認知症カフェを目指して②


皆様、こんにちは!

今回は、前回に引き続きに、私たちの居宅介護支援事業所が開催している、認知症カフェについてお伝えいたします。

私たちの事業所では、ケアカフェきのこという名前で毎月3日曜日に10時~13時に認知症カフェの取り込みを行っています。

新型コロナウイルスの流行により、飲食を伴うカフェではなく、ケアビューティ体験会というイベントを開催しています。

ケアビューティ体験会とは?

60歳以上向けの美容(ネイル・メイク・ハンドマッサージなど)を提供しています。

先日の認知症カフェでは、ケアビューティ体験会の一環として、新しい取り組みを行いました。

ケアマネジャー・介護福祉士でアロマセラピストの資格を持つ方によるアロマストーン作りも開催しました。

ネイル・メイク・ハンドマッサージだけでなく、アロマストーンを作るという作業による認知症予防、香りによるリラックス効果などもあります。

介護者の気持ちを共有できる場所

最近ではけあするのHPを見て、認知症カフェに来てくださった方もいらっしゃいました。

車いすのお母様を連れてきてくださった30代女性の方。

若い頃からご両親の介護をされていたそうです。

お母様が眉カットされている間に、ハンドトリートメントの施術を体験していただきました。

その間、これまでの介護で感じたことや悩みなどを話してくださいました。

スタッフには、同じように若い頃から親の介護を経験している今問題となっている「ヤングケアラー」もいます。

この認知症カフェという場所を通して同じような境遇の介護者に出会い、気持ちを共有することで介護者の孤立を防ぐことにも繋がってきています。

医療従事者・福祉関係者も参加する認知症カフェ

私たちが毎月第3日曜日に開催されている認知症カフェは、吹田市岸部くすの透析クリニックでで開催させていただいています。

開催場所が透析クリニック様ということで、医療従事者も参加します。

また、私たちの居宅介護支援事業所のケアマネジャー社会福祉士も参加しているので、スタッフとして参加している介護や医療の専門家から、介護アドバイスを受けることも可能です。

このように、認知症カフェには、介護者にとっても大きなメリットがあります。

認知症カフェには介護者も集まりますので、同じ介護者同士で出会い、悩みや気持ちを共有することができます。

介護者同士で悩み相談をする中で介護についての情報交換をすることができ、負担や不安が解消することができるな場所にもなっているのではないでしょうか?


全く知らない人に話すと気持ちが楽になる

家族の介護の悩み、自身が抱えているストレスなど、自分の根底にある表に出せないものを思い切り言える性格であれば、何も問題はないでしょう。

ですが、私たち日本人は、嫌な感情不安を抱えたとき、つい隠したがります。しかも、家族、友人、職場の同僚など身近な人にも、なかなか本当の気持ちは言えないものです。

何かのタイミングで話したことが、広まってしまうことを恐れているからです。

そんなとき、全く知らない人に話すと、想像以上に気持ちが楽になります。

最近はそんな相談オンラインでできるサービスも、けあするでは行っています。

「けあするオンライン」

「けあするオンライン」は、書籍でも、紹介しております。

認知症カフェだけではなく、オンラインサービスなども活用しながら、

ミッションステートメントである、

「あなたの笑顔は、常識を、時代を変えていく」をモットーに

多くの方が明るい気持ちで年齢を重ねることができる。

そんな活気ある社会を目指して、様々な方面からアプローチしていきたいと思います!



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