YUA 再生 !

40年前のピアノですが、現在の高級タイプと比較しても全くひけをとらない
デザイン、機能が多く有ります。
しかしながらアクション部品に問題があり、調律師、楽器店にとりましては残念なピアノとなっています。 
今回はこの部品を修理して外装共々甦らせてみました。  

今回はただ修理するのでは、どこでもやっている事ですので、ハンマーをドイツ製に交換します。当然バット、シャンクも交換です。

製番300万〜500万のグランドピアノのハンマーをドイツ製に交換するのは
皆が良くやっていますが、このクラスの縦型で交換するのは、今回私も初めてです。 弦はこのままです。(機種によっては低音弦を交換する必要があります)

 

⇧ 問題の板バネです。通常の様に最初からバネがかかっていない為、タッチが不自然で、スティックになると更に悪化します。 


⇧ 外した板バネとストップレールです。

    ⇧ 新しいバットを取り付けます。


⇧ ダンパーストップレールもアルミ製ですと共鳴しますので、通常の木製に交換します。


⇧ 整調して完成です。このピアノは知多のお客様宅に納品されました。


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