割増チケットを使うバカ
お店などで、
『割引チケット』
ってのがある。
文字通り、そのチケットを使うと、値段が割引かれて安く買えるってやつ。
例えば、一杯¥980のラーメンが、会計のときにチケットを使うと
「¥100割引で¥880になる!」
とか。
使うとお得なんで、みんな割引チケットがあれば積極的に使いたがる。
ちょこっと賢いお店では、この
『割引チケット』
をしょっちゅう配って、お得感を演出し、より足を運ばせる戦略をやってる。
マックとかかつやなんかは、
『基本が割引あり』
なので、もはや
「割引クーポンがあればお得!」
ではなくて、逆転現象で
「持ってない人が割増で損!」
といったところだと思う。
お客としては、例えば
「¥650のセットが¥500でお得!」
と思ってるかもしんないけど、お店側としては
「¥0が¥500になって超ぉー絶お得!!」
ってことになりまくってるワケで。
お店の¥0→¥500ってのは、本来、クーポンさえなけりゃ来なかったはずのバカ客が、
「割引クーポンがお得だから行こう!」
と行く動機になるってこと。
人間の心理を巧みに使った戦略だね。
¥150お得って思うだけで、あんま要らないセットも欲しくなっちゃうっていう。
クーポン使わず定価¥500なら要らなかったものでも、クーポン使うと¥500ってなると不思議と欲しくなっちゃうっていう。
なら『¥500のものは¥650の定価に設定しとして、割引クーポンをガンガン配っちゃおう』ってのが、マックとかの巧妙な戦略で。
、、、、ってのが当たり前になってて、それは理解してたんだけど。
僕は、さらに巧妙に仕掛けてくるお店の罠に引っ掛かってしまったよ。
星乃珈琲店だよね。
かつやとかマックより巧妙なのよ。
平気で『割“増”チケット』を売ってんのよ(笑)
文字通り、
「使うと割増になって損!」
ってチケット。
そんなん買って使うバカいねーよ!
と思うやん??
いるんだよ。
オレ!!!ww
最近、星乃珈琲店をよく利用してて。
コーヒーが一杯¥450なのね。
で、「コーヒーチケット」っつーのが売ってて。
6枚¥2300で売ってんの。
これを使うとコーヒーが一杯辺り¥383になる計算ね。
で!!!
ここからが巧妙な罠。
コーヒーチケットの販売ポップに、
「ドリンクの付くセットをご注文いただくとお会計からチケットに記載されてる金額お引き致します」
って書いてやがるんだよ!!!
チケットに記載されてる金額ってのは、一杯分の値段(¥450)のこと。
つまり、これが編集型のウソってやつよ!!
“言語上”のウソは書いてない。
これを読むと、「使うと得!」な気がするやん?
違うのよね。
¥33割増される仕組みやねん、これ。
あとから計算してみて気付いた。
食事のドリンク付きを買うと、当然、セット料金価格でドリンクが安くなるのよ。
¥980の食事を
ドリンク付きセットにすると
¥1330になる。
つまり、一杯が¥350になる計算よ。
で、チケット一枚は一杯¥383なワケだからね!
でも、セットの時に会計すると、
¥1330から¥450割引かれるから、得したように錯覚してしまうぢゃん。
だけど、実はセットの時は使うと損してんのよ!
チケットを買うタイミングと、セット料金を会計するタイミングが違うから、ちゃんと考えない人は錯覚しちゃうけど。
本来¥350で済むとこを¥383払ってることになるって話。
チケット買ったなら、単発でコーヒー頼む時は割引だけど、セットの時に使うと割増チケットになるっていう。
人間の錯覚を利用した、あの文章演出。
「ドリンクの付くセットをご注文いただくとお会計からチケットに記載されてる金額お引き致します」
言語の上で、確かにウソは書いてない!
めっっちゃ賢いぢゃねーか!と思ったわ。
見事に騙されたわ(笑)
確かに、わざわざ計算してみなきゃ騙されるよね、これ。
巧妙!素晴らしいね。
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