映画「拷問男」レビュー「悲しいリベンジ映画」。
未だ幼い愛娘をペド野郎に誘拐乱暴殺害された父親が犯人を見つけ出し
自宅の地下室を改造した拷問部屋に監禁し,
ありとあらゆる責苦を与える拷問男と化す。
拷問描写よりも変態の正体の方が100万倍キツく,
その変態が行方不明になった娘を案じる父親に素知らぬ顔して寄り添って
励ましと慰めの言葉をかける場面を思い出して漏れなく吐くという悪魔的構成がもうね…。
「拷問男」って邦題に「ムカデ人間」とか「武器人間」とか
ゲテモノ系を連想するだろうけど原題はMy little girl。
娘を殺された父親が真犯人の正体を知って人間に絶望して
絶望した父親が,その真犯人を取っ捕まえて
娘が味わった恐怖と苦痛の幾許かを
真犯人に味わわせる悲しいリベンジ映画です。
「そんな事しても娘さんは喜ばない!」
とほざく奴等の横面を張り倒す映画ですね。
無責任に正論をかますオマエ等は黙っとれ。