フィル・スティーヴンス監督の映画「フラワーズ01」&「02」の皐月臨さんによるジャケットデザインに対するお便りを御紹介させていただきます!
先般投稿させていただいた「フラワーズ01」&「02」の記事に対して
同人作家の皐月臨さんが初めて手掛けられたジャケットデザインに対して
ゆん様という方からお便り(コメント)があり…。
その内容の余りの素晴らしさ…興味深さに…
到底僕の胸の内にしまっておくことなど出来ず…。
また皐月さんが「初めてのジャケットデザイン」に幾許かの気後れと
同時に「ジャケットデザインに対する感想」を
激しく渇望されておられた事を鑑み…。
ゆん様に伏して懇願し…。
コメント内容の紹介記事への転載を御快諾いただいた次第です。
(敬称略)
ゆん「Asrielの月光蝶舞う真紅の花園のジャケ写に雰囲気が似てるなあと
思いました。やはり、耽美はいいものですね。」
ハァ?
「Asrielの月光蝶舞う真紅の花園」とはいったいなんだ?
やべェ…ゆん様の「仰られていること」が一言一句理解出来ねェ…
ただいま泥縄式勉強中…
…Asriel(アズリエル)と言うのは
2006年から2015年迄活動した音楽ユニット名で
「月光蝶舞う深紅の花園」は
2006年12月31日リリースのAsrielの3rdアルバム名。
ジャケットデザインはシグヒロさんが手掛けられている。
所謂「同人音楽」に分類され大手通販サイトでは扱っていない。
僕は…「大昔のアニメオタク」なので
「月光蝶」と聞くと「…ガンダム?」と尋ねてしまう…
などという与太話はこの際置くとして…
ゆん様の感性のアンテナは
シグヒロさんの手掛けられた
「月光蝶舞う深紅の花園」のジャケットデザインと
皐月臨さんが手掛けられた
「フラワーズ01」&「02」のジャケットデザインに
何かしらの共通項を感じられると仰られているのです。
「月光蝶舞う深紅の花園」が同人音楽の同人ジャケットであり
「フラワーズ01」&「02」も同人作家によるジャケット。
しかも…ゆん様はこの時点で
「フラワーズ01」&「02」のジャケットデザインを手掛けられた方が
同人作家だと知らずに「似てる」と発言されているのだ。
「同人」には人を惹きつける何かしらの共通項があるのだろうか…?
なんだコレ…。
なんだコレはいったい…?
いったいなにが「共通」してるんだ…?
アマチュアイズム…?
インディーズ…?
恐らくではあるが…「同人らしさ」…とでも表現すべき概念…。
…その両者の共通点として
ゆん様が指摘されている「同人らしさ」とでも表現すべき概念が
「耽美(たんび)であること」なのである。
「耽美」と言うのは
「美」を最高の価値と考え,美に浸り(ひたり)耽る(ふける)こと。
僕は…「令和」の御代の前が「平成」で
「平成」の御代の前が「昭和」であり
昭和生まれの「二世代前」の人間ですが
「耽美」と言うと「点描」を連想する程知識がアレなのですが
超精密点描による超美麗画が「耽美」と思っているのです。
「超精密」であること「超美麗」であることが「耽美」の条件と思っているので僕には魔夜峰央先生の作風が「耽美」に映るのです。
まあ…定義論争に踏み込むとアレですので
僕のレビューでは
「超精密」かつ「超美麗」な絵が「耽美」
あるいは独自の美意識で描かれた絵が「耽美」だとしておきます。
「耽美」を深く追及すると
「少年愛」に言及する必要があり
僕の手には余るのです。
僕の非常に大雑把な「耽美」の捉え方に基づき
ゆん様に次の様な返信を致しました。
むらさめ「皐月臨さんという同人作家さんが
ジャケットデザインを手掛けられており
映画の内容が耽美な事もあって
耽美な仕上がりになったのかも知れませんね。」
この…大雑把極まりない「耽美」の使用法!
要は…「繊細」「リリカル(叙情的)」と言いたかったのですが…。
どうも「雑」でいけませんね。
ゆん「そうなんですね!耽美系大好きなので、
アンテナに引っかかりました。ありがとうございます」
ゆん様からこの御返信を受け取った時点で…。
この遣り取りを何としても記事にしたい
コレで「終わり」にしたくない欲求が
黒雲の如くみるみる発達し…。
むらさめ「ゆんさま,先程は皐月臨さんによる
ジャケットデザインに対するコメント有難うございます。
実は今回皐月さんは初めてジャケットデザインを手掛けられまして
「感想」に大変興味がおありなのです。
そこで…大変あつかましいお願いなのですが…。
ゆんさまのコメントを僕のレビューの中で
御紹介させていただけないでしょうか?
その紹介記事を読むことによって
皐月さんの更なる創作意欲向上の一助としたいのです。
御返事お待ちしております。」
恥も外聞も宇宙の果てに投げ捨てて
ゆん様に伏してお願い申し上げたところ…。
ゆん「ご丁寧にお伝えくださりありがとうございます、
ほんのつぶやきのような感想ではありますが、よろしければどうぞ、
引用なさって頂いて構いません。
皐月さんの創作の力になれますと、私も嬉しいです。
ありがとうございます。」
との御快諾をいただいた次第です。
ゆん様の御快諾を頂戴し
こうして記事を書かせていただき…
僕の様な愚物は…
「あつかましさ」
を武器にしてグイグイ押して
戦う他ないのだとの思いを強めております。