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コラム「2024年を振り返る(今年映画館で観た映画ベスト10)」

2024年を振り返る趣向の第3弾は…
今年映画館で観た映画ベスト10である…。
あんまり映画に優劣は付けたくないので…
観た時期順となっている…。
観た当時の感想も書き殴っておるので添付する…。

・死体と遊ぶな子どもたち

・キルボット

最初のふたつは
池袋新文芸坐の「ホラマニ血みどろオールナイト」で観ました。

人間だったらトモダチだけど
ロボットだからロボダッチ

この歌知ってるヒトは昭和生まれかもね…
殺人ロボットだからキルボットってネーミングセンスに
オッサン…ロボダッチを思い出してね…。

「死体と~」は映画館が初見で…
最初は…コレはハズレかな…と思っていたのですが…
アーニャちゃんがタタリに震え始める辺りから抜群の面白さを発揮し始め…
「まんが日本昔ばなし」的展開で…
無軌道な若者たちが片っ端からタタリにやられて…
「こんな素晴らしい映画観たことない」
と評価が跳ね上がりました…
タタリは…アーニャちゃんも見逃さないトコロが…
最高最高サイコソルジャーアテナなのです…。

・ユニコーン・ウォーズ&ユニコーン・ブラッド

「ユニコーン・ウォーズ」は…
僕としては珍しく「他人の評価」に左右されて観に行った映画で…
渋谷イメージフォーラムに初めて行きました…。

イメージフォーラムに来るお客さんは…
皆…夏だと言うのに堅苦しい格好…堅苦しい姿勢で映画を観ていて…
「意識高い系」とは…新興宗教に容易にハマる…
「僕の母親」ソックリの集団で…
「世界の終わり」が来ても…自分達はノアの箱舟に乗って助かり…
海に沈んで行く人々を「ザマア」と指差して嗤う人々なのだと思いました…

僕が房総半島南端から…
遥々渋谷イメージフォーラムまで行って見たモノは…
「僕の実家の親戚一同」が集まったかの如くの
「新興宗教の集会」でしたとさ。
例え世界の果てまで逃げても…「自分の運命」からは逃げられんか…。

ユニコーン・ブラッドは
同時上映のユニコーン・ウォーズのプロトタイプですね…。
尺は10分位…。
どうしても兄弟殺しをしてしまうテディベア…。
夏休み初日に…
僕は何てものを観てるんだ…
日本で円盤化された暁には…
絶対に「ユニコーン・ブラッド」を特典映像に収録して欲しい…。

・食人族 

・屋敷女

ユニコーン・ウォーズと同日…
新宿シネマートでオールナイトで
「食人族」と「屋敷女」を観に行ったよ…。

僕は一体何時間起きてるんだ…。
「屋敷女」を映画館で観るのは初で…
この映画が…ダリオ・アルジェントに
大いなるシンパシーを込めた映画だと漸く気付いたよ…。

新宿シネマートのこのイベントは「声出しOK」でな…
「映画は静かに観たい」僕の癇に障るコト障るコト…
シネマートのイベントに参加するのはコレで最後…。
僕は「お祭り騒ぎ」が…キライだッ!

・歓びの毒牙

・4匹の蠅

「歓びの毒牙」と「4匹の蠅」は新宿シネマカリテに観に行った…。
あんまりイキり過ぎて…
人に不快感を与えてしまい…反省するコトしきりである…。

矢澤利弘教授のサインを頂戴し…
場内配布のポストカードをコンプしたコトは良かったが…
ソレは対人関係を壊していい免罪符とはならぬ…。

・犬とナマズ

・2 Girls 1 Gut

最後のふたつは…池袋新文芸坐の「ゴアフェス」で観たものだ…。
「キャットコール」を目当てで観に行って…
「思わぬ掘り出し物」とふたつも邂逅するとはまこと僥倖であった…。

一番「イベントに…祭りに参加してる」感が強く…とても楽しかった…。

一番素晴らしかったのは「ユニコーン・ウォーズ」で…
監督が自分が影響を受けた映画を
全部取り込んで闇鍋をこさえておきながら…
その「闇鍋」の内容が…
借り物ばかりと気付いた監督が卓袱台を引っ繰り返し…
素描の段階にまで立ち返って
「誰にも依存しない自分だけの神話」を構築する過程が…
本当に本当に素晴らしかった…。


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