映画「ティックス」レビュー
ええと「ティックス」とはダニのことですね。マリファナの成長促進剤がダニに作用して子供の握り拳程に巨大化。
心に問題を抱える子供達の更生キャンプを襲う。
キャンプ関係者&ダニ&違法栽培した悪党の三つ巴の争いの描写が新しく,悪党がダニ以下の存在として描かれ,漏れなくキツ目の天罰が下る構成。
悪党よりイマイチキャラ立ちの弱いダニが一念発起してザ・フライのブランドルもビックリの変態を見せる。
主人公のメガネ君が幼い頃のトラウマを抱えながら徐々にリーダーシップを発揮する姿にグッと来ます。
てっきりダニの気持ち悪さや頭の弱い若い男女がダニに襲われる為だけに組んずほぐれつするのを売りにするかと思ったら悪党とダニに正面から立ち向かう勇気の発露を描いてて要はエログロ趣味ではなくエンターテインメントとして脚本が素晴らしいのです。
でもラストのアレは十分気持ち悪いので悪趣味なホラー映画愛好家もニッコリの出来になってます。
残念な事に国内ではVHSビデオ止まり。
ニューライン社さん辺りにブルーレイ化して欲しい所ですね。