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Vol.32 路上生活者の"共生"における意識〜増えていく立ち入り禁止区域編〜|路上生活マガジン

冬到来という最中で、我々のような人間の居れる場所が段々と無くなっていく都心の夜・・・


街中では大通りの隅で寝袋やブルーシートを被って寝てる人が増えている光景が見受けられます。


そして聞くところ、行政は発見しては都度声掛けしているようです。

「夜寝るだけなら居てもいいけど、昼間はどっか行ってね。」って。
現実は師走の寒さより厳しいですね・・・


皆さんこんにちわ。


都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。
さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!

さて、前回までは『時代と共に変わる路上生活者』についてでしたね↓↓↓


スマホ所有、金目のもの漁りなど昔からのイメージと少々変わってきてるんですよね。

その反面、都市化や開発も進み我々が居れる場所が少なくなってきてるのは皆さんもご承知の上かと。

だからこそ求められるのは『共生』への意識なのでしょう。


では早速、 #路上生活マガジン 今週はこちら!

《路上生活者なりの共生への"意識改革"とその"仕方"について》

をお届けします!


ただそこにいるだけでもハードルが非常に上がっているからこそ、最低限周囲の迷惑にならないように振る舞う気遣いを見せないといけない。

でもそれが守れない人が多いから常に追い出されそうになる背景があり。

だからこそ、『共生する』には
どう振る舞うのか大切なのか?


まぁ、いるだけで"非常識な存在"と
感じてる人は多いでしょうから・・・


①増えていく禁止区域


ビルのシャッターが閉まってから朝開くまでの間、ダンボールを敷いて寝てる人が多数います。

彼らの中には、暗黙の了解で昼間も荷物を置かせてもらってる人もいます。
しかし、それすらも出来なくなっている事象が増えております。

なぜ荷物すら置けなくなっているか?


やはり夜中に寝るだけでなく、騒いだりゴミを散らかしたりしてる人間が一定数いたからではと私は考えてます。


建物側に大目に見てもらっていた事により、
"共生の意識"が欠けていたのではと。


〜コーンやバーの仕切り〜


なんて事ない都心部の一部分ですが、やたらと増えたカラーコーンやバーの仕切り。


ここにはついひと月ほど前まで路上者の寝床が存在しました。

道路の管理事務所の定期的な清掃が終わるたびに増えている気がします。
少しずつ居れる場所を減らして追い出しを図っているのでしょうね。

やり方がセコイというか・・・・


〜行政との対面〜


コーンをみたら『ここに入ってはいけない』というのはぱっと見想像つきますよね。

この辺りは我々への警告的な意味合いもあるので、普通に通行してる人からしたらなんのこっちですけど。
まぁ考えてもここを工事するのかな?くらいでは。

そして誰も手を出さない事を考えたら効果は大きいのかと。

ただ、こういう場所にタクシーの運転手がタバコ捨てたりもしてます。
贔屓なしに彼らにも一言詰めてほしいもんですよ。

②それでも立ち寄る路上者


その場所が気に入って立ち入る人も存在します。
正直こちらもとばっちりを受けたくないから『別の場所に行け』としか言えないんですが、、、



何度言ってもこの様子じゃあねぇ😤


電話ボックスの中でタバコ吸って。
中には公衆トイレが近くにあるのにこの中で小便したり。


彼はそういう行為が積み重なったせいで、
追い出されたのが分かってないのでしょう。


閉じ込めてしまえばいいのでしょうかね笑?


しかし、彼らのせいで今まで気を使っていたのが水の泡になるのは明白なので我々も口酸っぱく言うしかないんです。

それを掃除する仲間もいたり、彼らのフォローをするのは大変ですよ💦

〜彼らの思考は?〜

・ずっとここにいたから居心地がいい。
・どこに行けばいいのか分からない。
・居座って仕舞えばこっちのものだ。
・俺が何をしたのだ?


実際コーン外して寝床組んでいた人がいたので、起こして『違う場所行って』と言いました。

そしたら、バカなツラ下げてガチで上の二つを言われました・・・

それなら日頃掃き掃除するなりしてくれればいいんですが、
こういう輩はずっとそこに座しているだけ。


そりゃ『共生の意識』もへったくれも感じれないですよね。

となると、行政サイドは『こういう人間』からマークを始めます。
まぁ、追い出す理由をつけるのには格好の存在ですからね!

そうなる前にどっか行けよ・・・


③行政の介入


日頃目を光らせている彼らはその時をいつかいつかと待っています。
だからこそ最低限の迷惑にならないようにしなくてはなんですよ・・・

そんな中で、昼間っから平気な顔して植え込みに立ち小便して、電話ボックス内でタバコ吸ってなんてやってたら"自分から行政を吸い寄せるエサになっている"としか考えられないですよね。

となれば管理事務所や警察の出番。


兼ねてから目をつけていたから、または通行人からの通報や連絡を受けてか。

こちらからしたら最悪ですが、
彼らにとっては《最高のタイミング》の到来です✨


〜行政の執行〜


『いるだけで苦情が来ている』という理由はもう弱いでしょう。


となれば、こういう道筋が想像つくのでは?

上でも述べた通り、
何かしらもう"ワンアクセント"を追加してしまえば言い逃れは出来なくなる


とりあえずその場所は『今後使えない』と警告される

言われた路上者が『どうして俺だけなんだ!』とアホな事を言う(原因はあくまでもこの一人だけ)

"好都合だ"と感じた行政が執行に移る

別の場所に移動を余儀なくされる

それでも帰ってきてしまうのですが、2回も3回もやってたら警察行きでしょうね・・・

ハッ!
もしかしてそれを狙ってるのか!?


そもそも彼らに『共生』しようという気はないですし、こんな迷惑な輩はどこにいようとも追い出されるでしょうね。


④最後に


とまぁ『共生』って簡単に言いましたけど、一番難しい事だと私は感じます。
向こうの立場を考えたらして、目に入る場所に厄介者を抱え込んでるわけですからね。

あの手この手で懐柔したところでやはり限界はあると思います。
なので、上記のようにとにかく迷惑行為と見なされない事が大事なんでしょうね・・・

というわけで今回はここまで!


次回はこちら!


共生の意識②

来週も共生についてお話ししましょう。

それではまた!

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Have a nice day! by 路上より


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村瀬テロスタン@路上の物書き〜現路上生活者〜
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