Vol. 39 路上生活者の社会性の有無は?〜外界との関わり方編〜|路上生活マガジン
早朝や晩を除けば程よく暖かい日が続いてますね。
ただ毎年のように『今年は暖冬だ』と言われてますが、いつも本格的に寒くなるのは暦の上で春に差し掛かったタイミングな気がしてなりません💦
ちゃんとしたソースも何もないので悪しからず・・・
というわけで、皆さんこんにちわ。
都心で路上生活をしてます村瀬テロスタンと言います。
路上生活者、いわゆるホームレスという事になります。
さぁ、今週も路上生活マガジンのお時間がやって参りました!
では早速、 #路上生活マガジン 今週はこちら!
《持ち合わせてるのか?路上生活者の社会性の有無。〜その3〜》
をお届けします!
さて前回は!
仕事における社会性の有無についてお話しましたね↓↓↓
当然路上者以外の人もいるわけですからね。
いかに接し方や付き合い方に気を使うかという事が肝になるかと。
どこにいようと人間生きていれば、仕事以外でも当然違うテリトリーの人と顔を合わせますからね。
その辺をより深掘りしてみようと思います。
①"外界の人"と接する場面の数々
ここでは敢えて路上者以外の人を"外界の人"と称しましょう。
この際、『対路上者』という立場であればら相手はなんでもいいです。
炊き出しやコンビニとかでのちょっとした買い物でも外の誰かしらと関わる時間はありますよね?
そういうときにちょっとしたお礼を一言を贈るなりして、手短でもコミュニケーションを取れるかどうかで変わってくると思います。
その際に簡単なマナーが守れなかったりしたら外界の人からはより排他的に見られるのは予想されます。
いくら路上者であれ、一部そうなりたくないと思う人も中にはいるわけなので。
その辺は自ら築き上げた人間性も関係してるのではないでしょうか。
②社会性により自然と二分化される
何年も路上生活をやってる人の中でも、"ずっとただそこに寝泊まりしてるだけの人"か上記のように"外界の人と積極的に関わりを持つ人"に二分化される事が多くあります。
しかもそれは本人たちの知らない所で・・・
では、どんな様子から見分けられるかというと、
簡単にいうならばこんな感じですかねー。
〜外界の人とは無縁という考え〜
先の前者はいざ話しかけられたりすると、怒鳴って威嚇したりします。
彼らはどこかで"下に見られている"とか、"過去目の前の人間より凄い立場にいた"などの思考を持ち合わせていることから引き起こされる事だと思います。
人によっては「俺は元893だ!お前なんかいつでも56せるぞ!!」のような言葉をぶつけたりしますからね。
実際物を壊したり、通行人に手を上げてお縄になった方もチラホラ💦
何せそういう人ほど
"今は"外の世界と関わりたくないという気持ちが強いですからね。
ただ、寂しくなったら自分から後者になろうと努力するはずかと。
自分勝手だと言わないでやってくださいね😄
〜積極的な外界との繋がり方〜
別の回でも話したボランティア団体などの手伝いは主に後者の方々に該当します。
担当と率先して連携して現場の手助けをしてます。
そして中には同じ路上者のため何かしようと考えてる人も。
退屈しのぎもあるでしょうけども、自分から視野を広げようとして外に出ようとする姿は社会性の有無に大いに関係してると思います。
物事への興味もありますが、そんなものなきゃ実際にやろうという考えに至らないですからね。
そこから社会との関わりにブランクのある人は、
徐々に社会性を取り戻していく姿勢が見られるのでは?
まぁ、そういう人は元々社会性を持ち合わせていたのだと思いますけどね!
③路上者同士で縮こまる
外界と関わりをあまり持ちたくない人同士でコミュニティのようなものが生成されることは多いです。
これ自体は社会性を持ち合わせてる証拠だと以前お話ししましたが、その反面外との関わりはほぼなくなった"孤立したコミュニティ"に足を踏み入れただけという見方も出来ます。
となると、自然と外の世界の話は入ってこなくなりますよね?
本人たちが望んでそこに居続けてる事もあるので一概に良し悪しは言及できませんが、やはり外の世界の情報がないと出かけるのひとつにしたって動くに動けないですし😅
ただこのコミュニティの怖いところは、皆が何年も『自分達には関係ない』と言い聞かせ誰も視野を広げようとしないことにあります。
となると、自然と外界の事をシャットダウンするという悪循環に陥ります。
〜常識がなくなる〜
悪循環に陥った結末のひとつがこれです。
単純なことでいえば、平気で列に横入りしたり、トイレ行かず昼夜問わずどこでも立ち小便。
そしてその辺を注意されたら平気で睨んだり怒鳴ったり・・・
自分が路上者だということで、世間ではいない存在に近いものと思っているからこそ堂々といろんなことが出来るんでしょう。
しかし側から見れば外の人は路上者だとは認識しません。
『同じ世界のただただ危ないやつ』
という判定が下されるだけです。
そんな人はどこにいたって相手にされないですから、本人たちからしたら願ったり叶ったりでしょう。
てまもいざというときに助けてくれる人もいないのも真理かと。
④最後に
となると外との関わり方が続くかどうかの判別は、やはり"礼節があるかないか"にあると私は考えます。
そういう所に各々の社会性というものが結びついているのではないでしょうかね?
特に路上者という人種は金があろうと地位は無いので、他人に強く出れる立場ではないです。
だから尚更、この礼節だけは少なからず持ち合わせていなければいけないと思います!
まぁ、我々からしたら外界の人でも持ち合わせていない人は沢山見られるのでその辺個人差なんでしょうが。
でも私はそうはなりたくないので、改めて言わせてください!
いつもありがとうございます😊
というわけで今回はここまで!
次回はこちら!
来週も社会性の有無についてお話ししましょう。
それではまた!
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Have a nice day! by 路上より。
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