J-POWER 2024年3月期 第2四半期
まとめ
PER:6.33倍 PBR:0.37倍 配当利回り:3.88%
割安。僕の好みの数値です。チャート的にはいったん下げそうですが。
ただPBRがここまで低いと、その理由が気になります。製造業だとしても低い気が・・・今後収益性を維持できるかの疑問が生まれます。そこをどう見るかがポイントになりそうです。将来性を把握したうえで、長期的に持つ銘柄になるかと思います。
投資CFでは前年に火力発電所建設への設備投資の反動で減少していますが、それなりに行ってはいる模様。
悪くないと思いますが定性分析での評価次第かと思います。再生可能エネルギーをどう見るか・・・
サマリー
1.連結経営成績(累計):
売上高: 631,594百万円(前年同期比マイナス24.8%)
営業利益: 44,998百万円(前年同期比マイナス47.9%)
経常利益: 42,422百万円(前年同期比マイナス50.8%)
四半期純利益(親会社株主に帰属する): 27,731百万円(前年同期比マイナス52.5%)
2.配当の状況:
第1四半期末: なし
第2四半期末: 45.00円
第3四半期末: なし
期末合計: 90.00円
3.2024年3月期の連結業績予想:
売上高: 1,307,000百万円(前期比マイナス29.0%)
営業利益: 87,000百万円(前期比マイナス52.7%)
経常利益: 97,000百万円(前期比マイナス43.2%)
当期純利益(親会社株主に帰属する): 67,000百万円(前期比マイナス41.1%)
1株当たり当期純利益: 366.38円
定性的情報
①販売電力量に関して:
- 電力供給の概況:電力事業の販売量は水力が前年同期比1.0%減、火力が前年同期比25.0%減、卸からの電力の販売は前年同期比11.4%減、合計で前年同期比18.3%減の273億kWh。
- 海外販売電力量の概況:前年同期比98.2%増の113億kWh。
②収支の概況:
- 収入面:海外事業の販売電力量増加と電気事業の火力発電所利用率の減少等により、前年同期比24.8%減の6,315億円。
- 費用面:海外事業の販売電力量の増加に伴う燃料費の増加等を経ても、前年同期比22.1%減の5,865億円。
- 経常利益:前年同期比50.8%減の424億円。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:前年同期比52.5%減の277億円。
③資産・負債・純資産の状況:
- 資産:前年度末比863億円増の3兆4,489億円。
- 負債:前年度末比50億円増の2兆1,750億円。
- 有利子負債:前年度末比214億円増の1兆9,072億円。
- 純資産:親会社株主に帰属する四半期純利益と為替換算調整勘定等を計上して、前年度末比812億円増の1兆2,739億円。
- 自己資本比率:32.3%から33.6%へ向上
④キャッシュ・フローの状況:
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:前年同期比752億円増の954億円収入。
- 投資活動由来のキャッシュ・フロー:前年同期比545億円減の227億円支出。
- 財務活動によるキャッシュ・フロー:前年同期比1742億円減、169億円支出。
- 現金及び現金同等物の当四半期末残高:前年度末比646億円増の3,992億円。