地域の危険性と室外の備え
こんにちは、前々回に「基本の4つの備え」の
1「物の備え」、2「室内の備え」をお話ししました。
本日は、2回に分けて「室外の備え」について見ていきたいと
思います。
「物の備え」と「室内の備え」の記事はコチラから
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【住んでいる地域を知る】
まずは、家の周りのことを詳しく調べてます。
地形や海抜、崖や塀など、いつも歩いている場所でも災害が起これば
危険な場所に変わります。
避難場所はどこなのか。
どうやって避難場所に向かえば安全なのか。
公民館や公園、コンビニの場所も確かめる必要があります。
そういった準備を行うことで、災害が起きても早めの行動ができるように
なります。
(一時集合場所って何?)
読み方は「いちじ」ではなく「いっとき」です。
避難場所に避難する前に一時的に様子を見る場所として使われます。
(近所の公園や学校の校庭などが一般的です。)
(海抜って何?)
海水面から測った陸地の高さのこと。
「マイナス1m」と書かれている場合は、平均海水面よりも1m低いので、
津波が来ると危険性があるので高いところに早めに避難をしてください。
【地域の危険性】
地域によって地震の危険性が異なります。
東京では、5つのランクに分けて危険度を知らせています。
1.危険性が低い
2.やや危険性が低い
3.どちらともいえる
4.やや危険性が高い
5.危険性が高い
☟(地震の危険性に関するリンクを貼りました。)
【危険度に関する2つの分け方】
1.建物倒壊危険度
古い木造住宅や軽い鉄骨が入った住宅が密集していたり、谷底に住宅が
ある場合、倒壊の恐れがあり、避難の際に危険なエリアです。
※下町地域のことです。
2.火災危険度
出火する危険性と延焼する危険性から測定されています。
耐火性の低い住宅が密集している場合、火災が発生すると
大量の煙を吸ってしまったり、やけどをしてしまう危険性があります。
【危険から身を守るための対策】
次にそういった危険な場所から身を守るための室外の備えについて見ていきます。
1.ハザードマップの確認
災害想定区域、避難場所、避難経路が載っている地図のことです。
土砂災害や液状化の可能性も視野に入れて確認してみてください。
2.住んでいる地域一帯の災害が起きた時の歴史を学ぶ
過去の災害を教訓に、洪水や地震などの歴史を学ぶことが大切です。
最後に「耐震化」について見ていきましょう。
【耐震化って何?】
災害で建物が倒壊するのを防ぐためのもの。
1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた家であると、
地震による安全性は低いと言われています。
阪神淡路大震災の死者の9割は
建物の倒壊による圧死だったとされています。
ベランダが壊れている、壁にひびが入っている、穴が開いているなどが
ある場合は早めに工事をしてください。
(最後に)
自分の命を救うためには、家の中、家の周りの対策も
しなければいけません。
皆さんも是非やってみてください。
本日も読んでいただきありがとうございました。