その他の出血の手当について
こんばんは、今回は「鼻出血」や「内出血」などの手当の仕方に
ついてお話しします。
「止血法」に関する記事はコチラから
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(鼻出血)
「鼻血」のことを専門的に言うと鼻出血と言います。
ほとんどは、鼻の入り口に近い粘膜の細い血管が傷ついたり、
血圧が上がったり、気圧の変化によって腫れてしまい、出血します。
ティッシュなどで抑える人もいますが、すぐに止血するためには、
座って、軽く下を向き、鼻を強くつまむこと(鼻骨あたり)で止めることができます。
「ティッシュなどを使う時」
軽く鼻に詰めて、鼻を強くつまんでください。
(注意点)
・止血した後、すぐに鼻をかんではいけません。
・スーツやブレザーなどを着ている時にネクタイを着けている場合は、
ゆるめてください。
・頭を強く打って鼻出血した場合は、直ちに119番通報をしてください。
・鼻を強く押さえても出血が止まらない場合は病院に行って、
診療を受けてください。
(喀血と吐血)
喀血(かっけつ):肺からの出血 咳をすると、鮮血が出る。
吐血(とけつ):胃からの出血 嘔吐した時に赤黒い血が出る。
(手当の方法)
1.安静にして、胸や胃を冷やす。
2.うがいをする。(水を飲み込んではいけない)
3.早く医師の診療を受ける(この時に血液を見せる)
(内出血)
打撲や圧迫などによって、体の外部に傷がなくても内部で出血を起こす状態のことを「内出血」と言います。
打撲や捻挫の場合は、「RICE処置」を使います。
Rest:安静にする
Ice:冷やす
Compression:圧迫
Elevation:挙上(心臓より高く上げる)
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この4つの頭文字を取って、「RICE処置」と言います。
頭、胸、腹の打撲で内出血の疑いがある場合は、飲食はしない。
安静にしていても、顔面が青白い、脈拍が弱い、皮膚が冷たい時は、
119番通報をする。
(最後に)
今回で「止血法」について終わります。
次回は「窒息」についてお話しします。
本日も読んでいただきありがとうございました。
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