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自らの手で地域を守るためには
前々回に「基本の4つの備え」の
1「物の備え」、2「室内の備え」をお話ししました。
本日も「室外の備え」について見ていきたいと思います。
※前回の続きです。
前回の記事はコチラから
☟
【行ってみよう!防災公園】
家の近くにある公園の中にも、災害が起きた時に便利になる所があります。
その名も「防災公園」です。
この公園には、普通のベンチがトイレになったり、かまどになる仕掛けが
あります。
また、耐震化された下水道管の上にマンホールが置かれており、
災害が起きた時に、マンホールのふたを開け、便器を取り付けると
トイレができ、テントを張れば周りの人に見られずに利用することが
できるものもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716038957183-9GcO5LPcPH.jpg?width=1200)
※全てのマンホールが使用できるわけではありません。
「災害用マンホール」と書いてあれば、使用できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716038881138-IhSKUXV1jW.jpg?width=1200)
先ほど書いた「かまどになるベンチ」は、火を起こせば、調理ができ、
炊き出しをすることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1716038945431-gCFNKkZnSs.jpg)
他にもソーラー発電によって停電時でも点灯する公園灯、
防火水槽、断水時に井戸水をくみ上げるポンプなど、
色々なことができる公園です。
家の近くにあると便利かもしれません。
是非調べてみてください。
【地域を守るために何かできることはないのか】
もし、災害が起き、自分の家の近くで火災が起きたら、
その近くに人がいたら、助けを求めていたらどうすれば良いのでしょうか。
逃げるという選択肢もありますが、その場の人を救いたいと思う方も
いるでしょう。
そんなときに使える機材があります。
「スタンドパイプ」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716038681269-c41tY9gwH2.jpg)
(スタンドパイプって何?)
災害が発生した際に、区民が活用できる消火資機材。
道路上にある消火栓にスタンドパイプを差し込み、
ホースをつないで、消火活動を行います。
軽量で毎分100L以上の放水が可能です。
(消防車が入れない場所で使用できるメリットがあります。)
(使い方)
1.消火栓かぎを差し込み、ふたを開ける
2.パイプを放水口に結合させ、ドライバーを回して、
パイプに結合したホースを延長する
3.ホースにノズルを結合させ、「カチッと」音がするまで差し込む
4.まっすぐ伸ばし、合図をしてから放水する
断水時には使用できません。
※事前訓練を受けてから行ってください。
(東京消防庁などのサイトから見てください。)
スタンドパイプ以外にもあります。
「可搬式消防ポンプ」です。
読み方:かはんしきしょうぼうポンプ
![](https://assets.st-note.com/img/1716038700603-fmRobfhd0X.png?width=1200)
(可搬式消防ポンプって何?)
防火水槽やプールから水を吸い上げ、吸った水をポンプで加圧し 、
ホースへ送ることで、1分間に約500L以上の放水ができる資機材。
(使い方)
1.ドレンコックと放水口バルブを閉め、
給水管をポンプ給水口に取り付ける
2.給水管を防火水槽に投入する
3.ポンプを起動し、吹き出し口にホースを接続し、火元まで延長する
4.火元に向けて放水する
※事前訓練を受けてから行ってください。
(東京消防庁などのサイトから見てください。)
【火災旋風には注意が必要⁈】
マンションが多く立ち並ぶ場所で火災が起きると、
危険性が増すことを知っていますか?
ビル風が吹くと、竜巻のように火が燃え上がる「火災旋風」が起こります。
火災旋風が起きたらすぐに逃げてください。
どれだけ危険なものかというと、
関東大震災で起きた時に約3万8000人が火災旋風によって
亡くなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1716038774645-VZ5Mf2oR3q.jpg)
(最後に)
長くなりましたが、地域の方と連携することで救える街があります。
自分の身を優先し、その中で地域の人の命も救ってください。
無理せず、慌てない行動が大切です。
本日も読んでいただきありがとうございました。
東京消防庁
東京防災
東京防災(改訂版)