【読書のあいだ】2024年11~12月の読書記録
2ヶ月毎につける読書記録。
2024年 11~12月に読んだ本を読んだ順に列挙。全部で5冊。特におすすめの本には★をつけている。
読書記録というよりも、本と本のあいだを思い返す日記のようなもの。
■2024年11~12月読書リスト
・『私とは何か-「個人」から「分人主義」へ-』平野啓一郎★
・『ワークショップデザイン論 -創ることで学ぶ-』 堀公俊 他
・『自分とか、ないから』しんめいP ★
・『問う力が最強の思考ツールである』井澤友郭 他★
・『まったく新しい アカデミックライティングの教科書』阿部幸大★
・『学びのコミュニティづくり』松本雄一
・『ゆるい場をつくる人々』石山恒貴★
■読書のあいだ
青学ワークショップデザイナー育成プログラム(WSD)を受講する中で、平田オリザさんの講義がとても興味深いものだった。演劇という手法から、個人とは何かということを考え始めることになった。その時から気になっていた本が、平野啓一郎『私とは何か-「個人」から「分人主義」へ-』である。その後に読んだ、しんめいP『自分とか、ないから』もそこと繋がっている。環境の数だけ自分的なものは存在し、自分は自分だけでは存在せず、そもそも世界の一部として全てと繋がっている。
WSDのプログラムの中で、井澤友郭さんが「問い」をテーマにした講義があった。この講義がとても良かったので、井澤友郭『問う力が最強の思考ツールである』も読むことにした。これを読んでから、「その問いは機能する問いになっているか?」という観点で、自分の問いを問い直せるようになってきたように思う。
哲学科の学士取得を目指そうかなぁと思っていた時に出会った本が、阿部幸大『まったく新しい アカデミックライティングの教科書』だった。この本を読むことで、人文系の論文もなんだか書けそうだな!という気持ちが芽生えてきた。アーギュメント!
そして今、学習コミニュティに興味があり、松本雄一『学びのコミュニティづくり』と石山恒貴『ゆるい場をつくる人々』を読んだ。前者は理論的な話が多く、後者は色々な事例を中心に書かれている。どちらも2024年に出版された本。社会からそのような場の要請が高まっているのだろう。