なんでモノクロ写真を撮るんだろう
Leica M10 Monochromeなんてカメラがあるくらいだから現代においてもモノクロ写真を撮る理由ってものがあるのだと思う。
だけどその「モノクロ写真で撮る理由」は全然わからないので試してみました。
カメラはLumix GX7mk3とPanasonic Leica 15mmを組み合わせてピクチャーモードはL.モノクロームDを使用しています。
関係ないけどL.モノクロームDのDってDynamicの略らしい。
ずっとDigitalの略だと思っていた。
四条大橋の近くで撮影した一枚はなんてことない写真。
それでもなんかエモい感じを受けるのはモノクロだからなのか。
あるいはL.モノクロームDが優秀だからだろうか。
なんとなくわかってきたのはモノクロにすることで存在の本質だけが記録されるような気がする。
車という情報が正しく車として認識できるような気分になる。
カラーになると一気に情報量が増えて、なんてこない写真になる。
タクシーの柄がなにか気になるし、道路の見切れた黄色が気になるし、「香鳥屋」の看板が妙に目を引く。
モノクロにして情報を量を減らすことで光の世界の本質だけを覗くことができる。そんな仰々しいことを思います。
モノクロで撮ることで付加情報を無視して存在そのもので勝負できるようなそんな気がしました。
対象物と光のコントラストだけに注意してスナップするのはなかなか新鮮な気持ちになります。
まだまだモノクロームの真髄は見えてないので、今年は積極的にモノクロを撮って写真に対する理解を深めたいと思います。
それでは、また。