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【最終報告書】よりよく生きるを考えたら、やっぱり考えないこと。
こんにちは。
今年3月に看護師を辞めて、1年間キャリアブレイク中の(働くことから一旦離れてる)元気な無職のちはるです。
このnoteは、新しい働き方LAB(ランサーズ:お仕事求人サイト)で半年間、『キャリアブレイク中のよりよく生きること』を考えてみた実験の最終報告書です🧪
半年前の意気込み(計画書)はこちら
1か月目の途中経過はこちら(既に考えないと結論がで出ますが)
実験の目的や背景
まず目的です。
・無職の職業の肩書がない状態ってまっさらで本質なのでは
・よりよく生きること(ウェルビーイング)を考えたい
キャリアブレイク(一旦仕事から離れること)をしている、今だからこその「幸せって何?」を考えたいと思いました。
その結果。
よりよく生きることを考えると、”考えない”。
考えない。途中経過で「考えない」と結論が出てから、あまり考えていなくて、最終報告書を書くのがむずかしいのですが、考えなかった結果、何をして、どうなったか書きたいと思います。
その前に、その参加する背景として、
・幸せを人と比べて悩んでいた
・本のイベントで「主観的な幸せ」や健全な「多重人格」をつくることが大切
そんなことがあって、自分の幸せを明確にしたいと思っていました。
この半年間やったこと
実験の具体的な内容
持続的な幸福感の測定
です。というのも、
ウェルビーイング(よりよい幸せ:WELL-BEING)とは、「持続的幸福感のある、健やかな心の状態」とされています。瞬間的な幸せではなく、持続的な幸せという点が、ウェルビーイングを理解するポイントです。
だそうです。そこで、なぜ持続的なのが大切なのかというと、生体機能学の教授の方いわく『人間は細胞の生まれ変わりが早くてうつろいやすい。なので、細胞が移り変わる中で、移ろわない(持続的な)幸せを認識することが大切』だそう。
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「持続的な幸せ」というと、観測するにも、ちょっぴり難しいので、視覚情報を中心に観察していきました。
①日記書く(脳に記憶する)
②コミュニティに所属する(他者に認識される)
③2㌔内で何かしらの共有(原始的な狩猟距離範囲が2㌔以内範囲)
くわしく見ていきます。
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①日記書いてみた(脳に記憶する)
→日記を書くと心の余白をつくれた。
旅で移動すると必然的に環境が変化し、変化に追いつけずそわそわしました。緩急のゆらぎを感じ取って、今の時間を受け取るのには余白が必要だと分かりました。
日記を書くと、ほんの少しのざらざらとした感覚や、心地良い感覚を、自分のペースで受け取りやすくなって、書くことで自分が肯定されたような心地になりました。環境変化に追いつけないので、日記が変わらないクッションのようなものになってくれました。効果大。
②コミュニティに入る(他者に認識される)
→どんな感情でも一緒にいてくれる誰かがいると安心
むしょく大学:ZINEつくる部で生きづらさの共有をしてそっと見守られる場所
あたらしい働き方ラボ:失敗してもOKっていってくれる場所
LivingAnyWhereCommons:日常と旅(非日常)の間の場所
自分で仕事をつくるラボ:仕事にしたい?どうやって?を一緒に模索してくれる場所
SHElikes:デザインのことをもくもくと考える場所
この企画で参加しているからこそ、いろんな所に飛び込もうと思えました。
③2㌔内で共有する(原始的な狩猟距離2㌔範囲内)
→意味もないけど、なんだか居てみるのが、心地よさに繋がるポイントみたいです
・意味もなく外ふらっとを歩いた時「気になる場所」が目に入ってWITHATREE(下田の倉庫)に出会えた
・「おさんぽ一緒にどうですかー?」って誘うと出会いたい情報にも出会えた
・なんだか仲良くなりやすくて、人生のお話も聞けた
・共有スペースで意味もなくお茶をすすっていたら会話にぬるっと入れてた
おさんぽ(歩行動作の共有)がめちゃめちゃよかったです。
旅先でいい感じの運と巡り合えたのは、だいたいブラブラしている時でした。もしかしたら、リラックスしていたのがよかったのかもしれません。
「何か一つ相手と共有している(空間・動作)」と思うと、人見知りレーダーの”敵”認知が外れるので、ほんの少し安心感が増えました。そのほんの少しだとしても、初めての場所だとあるのとないのじゃ全然心理的な安心感が違います。まずは、「意味なく居てみよう」が小さなステップになりました。
数字化/見える化はできないか?
①日記のにこにこの表記の数:
仕事時代:⅓ キャリアブレイク中:⅔
(増えた要因は日記)
②顔を思い浮かべる人のゆるやかなご縁の数:
全国8ヶ所、約30人
(LAC会津磐梯、磐梯の農家さん、横瀬、うるま、下田、いわき、高円寺、鎌倉)
③得意なこと・すきなことが増えた数
9こ
(グラレコ、人生ストーリー、イラスト、自己表現、LAC、会いたい人に会うこと、旅、旅行先の景色)
④グーグルマップのピン止めの数
約50個
⑤思い出の写真の撮った枚数
約210枚
思っている以上に幸せの数が増えて、見直してみると、いい期間を過ごせていたと思います。
結果
①自分の持続的幸福感が認知できて、だれかと幸せをくらべることなく、暮らしがニコニコになるか?
→気づいたら心地よくにこにこしてる頻度が増えていました。
②困ったとき、助けてって言いずらいわたしが周りに頼ることができて過程を楽しむことができるか?
→まだまだ頼り方は下手くそだけれど、言って安心出来る場所が見つかりました。
③自分の好きなものをたくさん見つけるできるか?
→たくさん!これからも人生ストーリーを引き続き、聞くことができたらな
④グーグルマップに思い出の場所や記憶を視覚的に増やすことができるか?
→たくさん増やして、なにかあったとき見返したいです。
自分にとって新しい働き方につながったか?
研究自体、働くことよりも生き方やマインドみたいなものだったのですが、自分の主観の幸せを大切にしたら、人生ストーリーを聞くことが好きだったことを思い出しました。そして、やりたいことを見つけました。
看護師の時、お看取り前に時間が足りず人生ストーリーを聞くことができなかった後悔がありました。旅の中で、人生グラレコが好きだとわかりました。そこで、後悔の供養も兼ねて、病院にお世話になる手前のおじいちゃんおばあちゃんに、人生グラレコで人生ストーリーをしたいなと思っています。
さいごに運転席に座ってみて / 座ろうとして変わったことは?
幸せとは何か、考えないで感じることが大切だとわかりました。
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運転席に座るまでは、考えることばかりでした。
考えると頭が重たくて、困ったことにしんどいのです。考えるのをやめたら楽になります。楽になるのは分かります。だけれど、人は考える生き物だから、しんどいと分かっていても、安心を求めて、考えてしまいます。
いま私も、いま考えすぎているような気がして、自戒として、これを書き終わったら、スマホから手を離して、空を見るように書いておきます。
LACうるま(沖縄)にいた時、日の出が落ちる頃に、いつもみんなで夕日を見に行っていたのを思い出しました。うつろう空の色を感じながら、主観的な幸せを大切にして、五感を研ぎ澄まして、肩の力を抜いていけたらいいなあと思います。
出会ってくださった方々、ありがとうございました!
▼新しい働き方ラボ
▼実験計画書
▼途中経過