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【最終報告書】旅先での出会いで、キャリアブレイクが後悔の供養の期間になった。

こんにちは。
今年3月に看護師を辞めて、1年間キャリアブレイク中の(働くことから一旦離れてる)元気な無職のちはるです。

このnoteは、新しい働き方LAB(ランサーズ:お仕事求人サイト)×LivingAnywhereCommons:以下LAC(LIFULL:住宅不動産)の企画を、半年間やってみた実験の最終報告書です🧪


半年前の意気込み(実験計画書)はこちら💁‍♀️

実験の目的や背景


目的は3つあります。

①キャリアブレイクの自分探しをしたい
社会への再接続(新しいはたらき方)はどうなるか
③生き方の選択肢を広げる

その背景には


①コロナ禍の時代が変わる3年間病棟にしかいなかったこと
②キャリアブレイク(一旦働くことからあえて離れる)をして自分を見つめ直したい
③新しい社会との再接続の在り方を探したい

という思いがありました。そこで、新しい働き方LAB×指定企画LACに応募しました。

選考の結果選ばれて、ありがたいことに参加させていただくことになりました。

この半年間やったこと(=実験の具体的な内容)

LACで出会った先で、25人以上に人生のお話をインタビューして、LACの宿泊券60泊分を頂きました。


水色の線は感情の波になっています


そんな半年間を過ごして、キャリアブレイク中の期間を3つに区切って、印象に残ったことを3つをお伝えします。(参考:無職の5段階

解放期→幸せとは何かわかった気がする
虚無期→わかったけど疲れた、無理なくいく作戦に変更。
再接続期→供養を兼ねて自己表現したいな

1つずつく詳しく振り返ってみます。

①解放期|幸せとは何か模索する

6月 2日間 LAC館山(千葉)
7月 13日間 LAC横瀬(埼玉)

この時期のNOTE

印象に残ったこと1つ目。
仕事から解放された矢先で解放期で、幸せとは何か模索してました。LAC館山(千葉)で、「幸せってなんですかね」とお話した時のことです。
その方曰く、「一瞬の瞬間に幸せと思える瞬間があって、それが幸せであり、その人の個性。」とのこと。

私にとっての幸せは、キッチンで「包丁通るよー」と呼びかけた瞬間です。それは、私にとって「いたわり・ねぎらい」の幸せでした。

気づいたこと|幸せとは「ねぎらい・いたわり」

看護師のときから「人生のねぎらう」ような人生の話を聞くのが好きだったことを思い出した
・お看取りをする際に、時間がないあまり、患者さんが「どんな人生を歩んできたのか」が詳しくわからないまま亡くなることが多くて後悔していた

そこで、今の私なら、「いきいきと話す目の前の旅人を、記録する方法で残せるのではないか」と思いました。文字より絵の方が得意だったので、LACでの出会った人をイラストで表現することにしました。

文字にも挑戦して記事を書いてみたのですが、やっぱり文字は苦手だと分かりました。

この時、デザインや絵、HP制作で残せないかと、WEBスクールにも「えい!」と入会してみました。ブランディングを勉強すると、私が何をしたいのかより一層迷走し始めます。

②虚無期|無理ない表現方法を探す

9月 11日間 LAC下田(静岡)
⦅9月 4日間  LACいわき(福島) ※ワーケーションツアー⦆
10月 10日間 LAC会津磐梯(福島)

この時期のNOTE

2つ目の虚無期。
自分の幸せは分かったけれど、よりよくあること(WELL-BEING)を追い求めすぎて、疲れてしまいました。何を考えても虚無な虚無期でした。

働かない、何もない私に価値はあるのだろうかと考え、そこから「WELL-DOWN」という、落ちた先で、そのままの自分を受け入れることに。
今思えば価値うんぬん置いといて、「私が私の幸せを決めればいい」ことがわかりました。

LACいわき(福島)の旅先の出会いで、「価値観は脱ぎ着できる」や「すきなことつまみ食いでもOK」をという、やわらかな考えを知りました。
「しなきゃ」にとらわれていましたが、ありのままの自分で、表現方法を模索することにしました。そこでグラフィックレコーディング(以下:グラレコ)と出会いました。

やりたいことはつまみ食いでOK
LACいわきで聞いた、価値観は脱ぎ着できるというしなやかな考え方。
自己表現をしてみる勇気をもらいました
LACいわきの旅先で聞いた人生グラレコ。ありがたいことに、この後、バナー制作のお仕事にもつながりました。WEBスクールの知識がいかされた気がします。

気づいたこと|グラフィックレコーディングがよさそう

そのままの私で、無理なく書ける方法でした。
その人の魅力が他の人にグラレコで伝わった時、じんわり嬉しくなりました。


③社会と再接続期|改めて「誰に?」を問う

11月 11日間 LAC横瀬(埼玉)(2回目)
12月 12日間 LACうるま(沖縄)

この時期のこともNOTEちゃんと書きたい…

3つ目。
旅人のいきいきと人生を話される姿を見て、「人生を残したい」と思いました。LAC横瀬(埼玉)で「人生グラレコ(グラフィックレコード)ミニ本」を試してみたら、大変ご好評いただきました。


頂いた感想の中に「誰に何をやりたいのか」をというアドバイスをいただき、深く考えるきっかけになりました。

LACうるま(沖縄)では、誰の人生を残したいのだろうかと想像しながら、出会った旅先でお話を聞きました。

LACうるまで会った方の人生グラレコ

その後も旅先でも、人生の話を聞くことがなによりたのしかったです。
知らなかった一面に「人は見かけだけじゃわからない」と思いました。

言葉の節々にあるまなざしはそこからの経験だったのですねと、ゆっくり時の流れを答え合わせをするような時間に、やりがいを感じました。

「人生を振り返る機会なんて就活ぶり」「軸が見えてすっきりした」「自分の一面を新しく知れた」とたくさん素敵な言葉をいただきました。

また、人生グラレコを書いて他の方にも見せたら、その人も知らなかった一面だったり、共感した話だったり、人生グラレコからお話が繋がることがあったんです。

気づいたこと|おばあちゃんに人生史を届けたい

誰にグラレコをしたいのかというと、私のおばあちゃんです。
看護師時代のお看取りの後悔
から、病院にお世話になる手前の世代の方と、人生を今から振り返り、お話を聞く時間がほしいと思いました。

グラレコから繋がる、家族や孫と語る時間。そんなひとときがあれば、きっと、この世から旅立つ時が来ても、その時まで温かな時間を過ごせるのではないかと思うのです。

今、考えているのは、おばあちゃんだけではなく、家族も取材して、家族から向けたおばあちゃんへの眼差しをグラレコしようと思っています。
まずは目の前のおばあちゃんに、家族で語る時間のきっかけを届けられたらうれしいなあと思います。

実験結果

はじめの3つの目的から振り返ると

①キャリアブレイクの自分探しをしたい
 ⇒価値観がブレイク(破壊)されて、後悔が再定義して、供養になった。

社会への再接続・新しいはたらき方はどうなるか
 ⇒今後ライフワークとしてやっていきたいことが見つかった。

③生き方の選択肢を広げる
 ⇒楽しそうに暮らす働く方々をみて、私の生き方を見つけることができた

長くなりましたが、まとめです。

自分にとって新しい働き方につながったか?


半年間がっつり働き、半年間は旅や表現方法を模索する生活がよさそうだなと思いました。

様々な働き方を見てみた中、私に合うかと考えたら、休日と仕事のメリハリの重要性を感じました。旅先ではしっかり楽しみたい気持ちが強く、仕事と分けた方がよさそうです。ノマドに向いていない気がします。
冬は大きく活動性が低下するので、自分に合った生活を作りたいです。

旅で「人生をねぎらうこと」の大切さに気づいてから、看護師の魅力を再認識して、看護職の復職を検討しています。暮らしの選択肢があることの豊かさを旅で知って、前職の病棟看護ではなく、生活に身近な訪問看護もいいな、と思いました。

大きな自信として、この半年間の出会いで、私は私の「自己表現ができる」がします。そのは、出会った方と一緒に培ったフカフカの優しさのような土台の土で、私の経験や思いだからできることがあると分かりました。

誰かを想い、プレゼントしあうような『人生グラレコ』を長く続ける方法を模索してて、趣味にするかサービスにするかを、来年1年かけて考える予定です。

数字化/見える化はできないか?

インタビュー人数25人以上
その人を思いながら書いた絵 25枚以上
LAC発信回数約40回
LAC宿泊日数 59泊
滞在拠点数 全国6ヵ所
Googleマップのピン 50ヵ所
帰りたいと思える場所 8ヵ所
現地で取った写真の枚数 210枚
新しく見つけたすきなことの数 9こ
(グラレコ、人生ストーリー、イラスト、自己表現、LAC、会いたい人に会うこと、旅、旅行先の景色)

あの人に会いたいなあと思う時、全国のあちこちの方の顔が浮かんで、困ったらひょいとどこにでも行けるような気がします。また行きたいです。

運転席に座ってみて / 座ろうとして変わったことは?

人生に責任をもつ感覚が芽生えました。
キャリアブレイク(一旦あえて仕事から離れる)して無収入。順調にコツコツ看護職として経歴を積み上げる方と比べたら、すでに履歴書に空白(ブランク)があります。だけど、

「私は私の道を走りたい。」
私の幸せは、私にしか分からない主観だから比べようもなくて人それぞれ。当たり前のことだけれど、この実験で、まっさらな無職(無色)からそう強く思えたことは、運転席に座って、人生のレールを、寄り道運転してみないと気付けないことでした。

旅暮らしをしている中で、一番大きかったことは、無職の収入のない中で、何にどれくらいお金を使うと心地よいのか分かったことです。お金の心配が明確になると、人生の不安がだいぶ軽減することが分かりました。
私は月7~8万円の出費・収入の生活が程よい様です

これからも、この経験をもとに、ここちよく、生きる暮らす働くを考えていきたいと思います。

出会った旅先で、お話を聞かせてくださった方々、LACコミマネさん、新しい働き方ラボのみなさん、夢の壁打ちをしてくださった方々。

本当に半年間ありがとうございました!また会いに行きたいですー!

LACの募集概要はこちら

LAC(LivingAnyWherecommons)について

新しい働き方ラボ



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