清少納言と飲みに行きたい
コーキーです。現代版の春はあけぼのを書いてみようと思います。
1月はお正月。おめでたい雰囲気が最高です。
2月は豆まき。鬼めがけて豆を投げる瞬間が最高です。
3月は雛祭り。女児の健やかな生育を祝しましょう。
4月は花見。最近は早咲きですが、桜はやはり最高です。
5月は子供の日。男児の健やかな生育を祝しましょう。
6月は田植え。日本という国と米は切り離せません。
7月は七夕。織姫と彦星の超絶遠距離恋愛の行く末やいかに。
8月は酷暑。暑い時期に飲むビールは本当にこたえられません。
9月は台風。この国の自然災害の代表格ですが恵みの雨でもあります。
10月は運動会。最近は初夏にやるそうですが、やっぱり秋がいいなあ。
11月は何でもない感じが最高。お散歩に最高な季節。
12月はどさくさな雰囲気が最高。師走のどさくさで飲んじゃおう。
あれ?
そうなんです。私はこの歌が本当に好きなんです。
現代版の春はあけぼのを書こうとすると、どうやってもこの歌に辿り着いてしまうのです。
歌詞の通り、何かにつけて呑もうとするしょうもなさと、それすら受け入れるこの国の文化風俗気候を謳った内容が本当に好きです。他の国にもこういう歌があるならぜひ知りたい。そして盃を交わしたい。それぞれの好きな酒と肴を携えて、語り明かしたい。心からそう思います。
最近、「対面して、一献傾けたい」という、とても人間くさい欲求を素直に表明しにくい世の中になってしまった気がしますが、私は堂々と言おうと思います。好きな人と対面で一献傾けたいし、同じ場所で笑いたいし、同じ空気を感じたい、と。
その根源的な欲求を否定するのではなく、受け入れ共有したうえで「じゃあどうすっか?」というスタート位置から物事を考えたいな、と思います。
そうしないと、酒が不味くなっていけません。