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干し柿の進化系

干し柿は天気、湿度にもよるけど、2週間くらいでだいたいいい感じに干しあがる。

渋い柿を使って作るので、まだ干しがすすんでないころは渋みが残っている。

だんだん干されていくと、表面が乾いてきて、中がほどよくとろとろの状態になる。

このころが一般的には食べごろのようで、売られているものもこのころのものだったり。


このとろとろをもう少し干すとしわしわになってくる。

しわしわになってくると中がねっとりしてきて、これはこれでよい。

当然このとろとろとしわしわの間には無数のとろとしわが混在していて、表面の具合から自分の求める最適を見極める必要がある。

とろとろとしわしわの勝負、軍配はどちらに??

個人的にはとろとろがお好きなのだが、この話題はここでは終わらない。

実は干し柿にはまだ「覚醒」という次の領域がある!!

実はこの干し柿、1年保存したものがなかなかよい。

毎年100~150ほど作るので、20くらいは食べずにそのまま冷蔵庫で保存することになる。

冷蔵庫で保存しているうちに表面の当分の粉はさらに多くなり、中の水分は抜けていく。

で、最終形態がいちじくのドライフルーツのような硬さ、
略してかぴかぴに!

つまり、とろとろ→しわしわ→かぴかぴという具合に進化するのだが、
たいていはしわしわで終わると思われていて、
覚醒段階のかぴかぴが飽食の時代の到来とともに、
歴史の彼方に忘れ去られているのである。

まだ残ってる人、ぜひ試してみてはいかがでしょう(^^)/


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