個性を大切にする教育〜オールタナティブスクールソラフネ編〜
寺子屋の子どもたちがちょうど卒業を迎えるタイミングで、寺子屋を終え、妻は新たな教育、子育ての場を創造しました。
それが、今に続くオールタナティブスクールソラフネです。
幸い赤ちゃんのころから通っていただいている方がおり、目の前の子どもがどういう家庭で、どういう個性をもっていて、どういうプロセスを経て育ってきたのかが分かった上で関わっています。
また、毎回お母さんたちと過ごす時間も長いので、お母さん自身のこと、家庭のことにも自然と深くアプローチすることになります。
乳児期から幼稚園、学童期と長いスパンで子どもを育むこと、家庭と密にやりとりすること。
そういった基礎づくりを数年単位で築いた上で、子どもの能力だけでなく、強みや個性に着目してかかわること。
これが私たちが大切にしてきたことです。
今の教育機関だけではなく、地域でも気薄になっている人と人との交わり。
一見時代には逆行するような泥臭い取り組みかもしれません。
いろいろなことがAIでできるようになったり、これまで当たり前だった仕事がなくなったりする時代。
世の中の構造を数年、数十年先まで見通したときに、
それでも変わらず残るのは人そのもの。
であれば、私たちは人のうわべの力ではなく、根っこの部分に向き合おう。
その延長線上で、みんなで田んぼにかかわったり、山に入ったり、マラソンしたり、合宿したりしています。
そんなことをやった上で、実は勉強もそこそこ以上にやってます。
学校でもない、家庭でもない、塾でもない、
そして、既存のオールタナティブとも違う。
教育のオーダーメイドという形。
それがソラフネです。
ソラフネを運営してきた私たちが、ミライの村づくりをしているのはある意味きれいな流れができたなと思っています。
これまで作ってきた個性、多様性が伸び伸び表現できる場。これをこれまで以上に共有していきたい。
その意味でもフィンランド視察を実りあるものにします。