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個性を大切にする教育 ~寺子屋編~

15年ほど前に、妻が寺子屋をやっていたことがある。
寺子屋というからお寺関係の施設でやるのかと思いきや、
使わせていただいていたのは神社の会館である。
えっ、これなら神小屋?
いや、昔は神社もお寺も同じだったから寺子屋でいいか。
寺子屋の方がよく聞くし。
ということで、寺子屋でスタート。

幼児期から小学生くらいまでの子ども達を集めて、
障がいがある子もない子もいて、
縦割りでいろいろと学習したり活動したりするスタイル。

学校でもない、塾でもない、家庭でもない。
そんな学びと生活の場が一体となった場所を作った。

そこで大切にしていたのは、やはり個性を見るということ。
どんなことが好きなのか
どんなことが得意なのか
好きと得意は違う。

見るのが得意か、聞くのが得意か。体を動かすのが得意か。

教える内容は多岐に渡っていたけど、教える内容よりも、
来てくれている子ども達が、
どういう子か
どういう育ち方をしてきているか
これからどう育っていくか
ということを話をしていろいろ組み立てていたことを覚えている。

学校の教育は学校教育早期からざくっと見ると、
教科学習、知識重視の時代と、
教科学習を超えた学習、体験重視の時代が交互に訪れている。
それぞれの時代の政策によって変化する印象。
いずれにせよ、「社会性の獲得」が意識されていることだろう。

一方、私たちが意識してきたのは「個性」を大事にすること、
「個性」の邪魔をしないで、
それぞれに合わせて、時代に合わせて、
知識をつけたり、体験をさせたりすることだった。

寺子屋時代からこの思いは変わっていない。
そして、寺子屋と同時にやっていたのが赤ちゃんサロン。
赤ちゃんたちが私たちにおもしろい世界を見せてくれた。

次回に続く。

クラウドファンディングもよろしくお願いいたします。
残り26日です。



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