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朝飯前のことでありましょうか

そういえばナルミの食器があったはずと、朝食に使ったのが下の写真。

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ナルミの食器はレストランなどで使われることが多く、食洗機にも耐えると聞いている。
ティーカップもナルミをと探してみたが見当たらず、NIKKOのカップ&ソーサーを使った。

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NIKKOもホテルやレストランでよく使われている。
カップを口に当てたとき、食感が薄くて滑らかで好き。国産の食器は品質が良い。

昔は食器類などの陶器は高価だったので、高齢の方たちは大切な食器を仕舞い込んで使わない。

以前もここで書いたかもしれないが、わが家は男の子ばかり三人だったので、クリスタルガラスのワイングラスなど使おうものなら、三日も経たずに不燃ごみとなってしまった。
子どもたちだって綺麗でお洒落なグラスを使いたいのだし、使ったコップはちゃんとシンクの中へ、気が利くじゃないか。。。。
そして母である私は、シンクの中で無残に細い持ち手の折れたグラスを見て、呆然と立ち竦むのだった。
「おかあしゃん、おかたづけちゃんとしたから」そう言われると、「ありがとう」しか言葉は出ない。

結婚するときに持ってきたティーセットや、やはり食器好きの叔母が窯元まで行って揃えてくれた和食器などは、段ボール箱に詰めて倉庫へと一時避難させていた。

子どもたちが成長し、それぞれ進学のため自宅を出て行き、それら食器類のことを思い出し夫に聞いてみた。
あっさりと「使わないから要らないと思って」捨てられていた。
必要なものは常に使うはずだ、使っていないものは不要なもの。
夫の信念(?)によって始末されてしまった。
どうしても必要なものは、また購入するだろうと。

夫が何故そこまで物を処分したがるのか、この住宅に住むようになり理解した。
作り付けの食器棚の他、カップボードなどの食器棚や飾り棚にびっしりと、使っていない食器類がびっしりと仕舞われていた。
衣類も和室の壁面の作り付けのものだけでは足りず、箪笥二竿そしてフローリングの部屋一部屋が納戸となってしまっていた。

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今の時代は物を持たないことには限界があるが、持ちだすと際限なく増え続けることを知った。

夏の叔母宅の片付けや、実家の箪笥や食器棚を見るにつけ、持ち物を少なくする方向にせねばと思うのだ。
六十代で終活は始まっているのだろうか。


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