ばばあはDiorを着て春を待つものだったりする
先月から首都圏では時差出勤や在宅勤務が増えていると、片田舎にまで情報が届いている。
私の住んでいる辺境の地では、公共交通網が年々悪くなってきて、満員電車での通勤とは無縁である。
それでもTwitterでの中野彰子さんの一言は心に響いた。
私が今仕事をしている事務所と言うのか住宅は、亡舅が建てたもので相続の関係で現在夫の名義となっている。
以前も書いているのだが、姑の介護の関係で一階の車庫・倉庫スペースを改修して事務所として使っている。
だからしばらくの間私は、自宅から通勤していた。
毎朝シャワーを浴び髪を整え、メイクもきちんと済ませて、着替えて出勤していたのだ。
えらいなぁ、働くばばあの鑑だ、手本にしたまえ君たち!くらいの勢いはあった。
が、
姑の介護度が進み、こちらにほとんど住み込み状態になり、その時思ったのが、
なぜ職住一体なのに着替えなきゃならないの
メイクなんて面倒くさい
だった。
だけど人の出入りのある場所にいるのであるから、パジャマ姿でソファーに寝っ転がているわけにもいかず
このようなAラインのワンピースの上に同色の
このようなジャケット羽織って仕事をすることとした。
綿や麻の素材なので、自宅の洗濯機でもクリーニングが出来るので、洗い替えとして2着ずつ春夏用と秋冬用購入した。
一歩踏み外すとどこまでも自堕落になってしまう、ずぼらな性格の私でもこれならば毎日簡単に着替えが済み、気持ちも入れ替わる。
このままの服装でちょっとした会合に出席したり、お悔やみのとき受付まで香典を届けたりに、不都合が無いのがうれしい。
全国の在宅ワーカーご婦人の皆さまに、是非お勧めしたい。
しかし、この記事で普段の私が特定されてしまっては困るので、服装を変えることにした。
もし街中でDiorやChanelそしてイブ・サンローラン(これだけ片仮名表記)を着たばばあを見かけたら、それが私だよ!