「地域同期生」というウィークタイズでONE KAMAISHI
釜石でやってる「わくわくセミナー」、
働いている自分がわくわくするような、
そんな働き方に変えてみよう!
というセミナーで、
昨日は入社2〜5年の人たち5社20人ぐらいのクラスで、
メンバーが所属している会社を訪問してきた。
その中のひとつ、釜石グレーンセンター。
釜石港に隣接していて、
飼料原料を港から荷揚げして、サイロに保管して、
周辺地域の飼料工場などへ供給している。
飼料原料はとうもろこし、米、大麦、こうりやんなどで、
供給が3日止まれば畜産農家の飼料ストックがなくなってしまうから、
鶏肉生産量全国3位の岩手県の倉庫業としては
安定供給が最大のミッションになっている。
高さ40メートルのサイロ棟のてっぺんから見下ろす釜石港は絶景で、
その釜石港に伸びる長さ500メートルの専用桟橋では、
海面ギリギリ、巨大クレーン、というダイナミックさ。
サイロ棟も桟橋も、めったにいけない場所なので、
「釜石でこんなところあったんだ〜」、という感激があった。
今回の会社訪問の目的は、
案内役を務めるホスト社のメンバーにとっては、
・自社の仕事全体を俯瞰してみる
・その中で自分の仕事の位置づけ
・自分の仕事が社会にどんな貢献をしているか
・自分の会社が社会にどんな貢献をしているか
を知って、
・それを言語化して
・みんなに説明する
案内されて話を聞くメンバーにとっては
・他社の仕事を理解する
・自分の仕事に応用する
ということにある。
自社の中では得られない働き方のヒントを探して、
それを実装することで、仕事の効率を上げていく。
他社メンバーの仕事内容を理解することで、
研修仲間としての緩いつながり(ウィークタイズ)を結び、
「地域同期生」をつくっていく。
小さい会社だから、社内同期生は1人か2人、
あるいはゼロかもしれない。
それを釜石市という地域に同期枠を広げると、
10人20人では収まらない数になる。
この地域同期生というウィークタイズが、
釜石全体の産業の生産性を上げていく。
しかも、転職するにも市内にとどまり、
人口の流出を防ぐことができる。
なんじゃないかなあ、というのが「わくわくセミナー」の狙いで、
それが「産業のONE KAMAISHI」にもつながっていく、
んじゃないかなあ、と思っている。