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老師たちのリーダーシップ
老舗の町中華と有名人たち
昨日、飲み会があった。
3つのテーブルに分かれて座り、
それぞれ談笑しながら、美味しく食べた。
水道橋にある「北京亭」という老舗のお店で、
高級とは正反対の、年季の入った町中華という感じで、
政治家や文化人の色紙がたくさん貼ってあるが、
政治家はどれもこれも野党系の国会議員。
やっぱり自民党の人たちはこんなところこないんだろうなあ、
と思っていたら、
「内閣総理大臣 村山富市」
とあった。
野党系は総理大臣でも来るのになあ、と笑っちゃった。
![](https://assets.st-note.com/img/1662422246178-c85EoV13yt.jpg?width=1200)
餃子が食べたい!
料理はひとり3000円で、ってお店にお願いしたら、
けっこうな量がでてきた。
青椒肉絲(チンジャオロース)とか麻婆豆腐とか、
誰でも知ってるし食べたことある料理が、
中くらいの皿にでてきて、それを小皿に分けてとって食べた。
餃子を食べたい、というリクエストがあったので、
焼き餃子と水餃子をエキストラで多めにしてもらった。
![](https://assets.st-note.com/img/1662422368979-sbtFaYi23o.jpg?width=1200)
あることに気がついた
笑いながらおしゃべりしながら食べながら、
テーブルをはしごしながら、気がついた。
ひとつのテーブルだけが、きれいに料理がなくなり、
あとのふたつのテーブルは、あまり手を付けられてなかった。
談笑しながら食べていたのはどのテーブルも同じだが、
きれいに料理がなくなったテーブルは、
料理が運ばれてくると、誰かがみんなの小皿に分けていた。
料理が残ったテーブルは、
料理が運ばれてくると、思い思いにそれぞれが箸を伸ばして、
自分の小皿にとって食べていた。
リーダーシップだなあ、と思いながら眺めていた。
これさえやれば、リーダーシップ
リーダーシップにはいろんなタイプがあるが、
みんながリーダーシップを発揮する「シェアド・リーダーシップ」では、
「リーダーシップ最小3要素」というのがある。
これさえ心がけて実践すれば、リーダーシップをとれる、
という3つの要素。
①目標設定、共有
②率先垂範(真っ先にやる)
③相互支援
料理が運ばれてきたらすぐに取り分ける。
取り分けられて目の前に来た料理は、
なんとなくのリズムで箸を伸ばすし、
一口食べれば二口三口、で自分の小皿はきれいになる。
テーブルの真ん中だったり自分では届かないところにある食べ物は、
どうしても手をのばすタイミングが必要になるし、
しばらく置いておいたら、
「まあ、コロナだしやめとくか」
みたいなことにもなるかも。
誰かがさっと小分けにし始めれば、
次の料理が運ばれてくると、別の誰かがそれに倣う。
小分けにする役割を「リーダー」だとすれば、
リーダーが交代しながら、食事が進んでいく。
そのテーブルには、老先生たちが座っていた。
(若先生もいた)
さすがだなあ、と失礼ながら感心した。
そしてわたしたちはそれなりに社会経験を踏み、
知識もスキルも上がってきたが、
まだまだ老師たちにはかなわない、とうれしくなった。