見出し画像

間違ったキャリア教育をしてるかもしれない

「俗流キャリア教育」
というのがあるらしい。
(『キャリアという言葉に抵抗を感じるあなたへ』石山恒貴)

①自己理解
②職業理解
③キャリアプラン

の順番に進めていく。
つまり、まずは自己を理解することから始め、
そのつぎに職業研究をする、
その上で自分にあった職業をマッチングさせて、キャリアプランを考えれば、
職業選択=就職活動はうまくいく。

こうしたレールを敷いてやると、
学生は自己を理解して、やりたいことを見つけて、
やりたいことができるような職業に就くようにプランを立てる。

こうして、「やりたいこと至上主義」が生まれてしまうわけです。

『キャリアという言葉に抵抗を感じるあなたへ』p16

ところが、一般的に日本の大学生は就職ではなくて「就社」であって、
総合職として入社するから、自分が好きなことができるわけではなく、
いろんな職務を担当させられる。
なので、「こんなはずじゃなかった」になる。

ああ、これをやってきたのは間違いだったのか。

じゃあ、どういうのが正しい「キャリア教育」なんだろうか。
キャリアってなんだろうか。


『キャリアという言葉に抵抗を感じるあなたへ 〜一時間で読めるキャリア理論の実践と応用〜』石山恒貴 ヒューマンバリュー 2015年