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アップデートした先に幸せはあるのか
小高、と書いて、おだか、と読む。
福島県南相馬市小高区にあって、
働く人たちが集まる場所だから、「小高ワーカーズベース」。
小高区は2016年まで、避難指示区域だった。
そこ、危ないよ。
という地域だった。
いまは避難指示は解消されたが、
49歳以下でふるさと小高に帰らないと決めてる人は、
85%になる(南相馬市調べ)。
小高ワーカーズベースの代表和田智行さんは、
「避難指示区域だからこそ、可能性がある」
という。
「日本で唯一にして最後のフロンティアだ」
ともいう。
いまの日本社会を、アップデートした先には何がある?
理想の社会は存在するのか?
飽和、余剰、行き詰まり、国や行政に依存、
変化は不安、消費が娯楽、そのために稼ぐ。
不満は不安はあるけれど、変えられない、変わらない社会じゃないのか。
対して避難指示区域は、
なにもない!新しく創るしかない!
余白、伸びしろ、国や行政との協働、
変化は機会、創造が娯楽、その結果稼げる。
既存の社会にとらわれない、自分たちの暮らしがしたい社会だ。
和田さんは、「視点を変える」、という。
ものの見方を、ポジティブに変える。
そうすると、
「VUCA=予測不能な」は
「限りない可能性」
になる。
想像力と実践力があれば、
アイディアをカタチにしていける、
挑戦し続けることができる。
1000人働ける工場をつくるのもいいけど、
10人で働く会社を100つくれば、1000人が働ける。
視点を変えれば、チャンスはある。
という和田さんをぜひぜひ大隈塾にお招きして、
ゲスト講師をお願いしたい、
と、新コロナで大学のキャンパスに通わなくてすむようになって、
入学式がない大学をスルーして、
キャンパスがある東京をスルーして、
小高ワーカーズベースへインターンにいった1年生たちが、
今回の大隈塾を企画して、みんなで学んだ。